おおらかな大地と建築が支える未来
「ラコリーナ近江八幡」再訪。
自然と建築の間をどう架橋するのか−藤森照信−。
屋根が芝生に覆われ、山から切り出した皮をむいただけの柱が並び、壁に泥を手で塗った仕上がり、
中心に設置された田んぼ。
大地が隆起してできたのか、丘が整理され作り上げられたものなのか。
全貌は明らかに普通じゃないけど心に染みて、不愉快さを感じない(其れがどれほど難しいことか)。
まだ新しいはずなのに、どこか懐かしさも感じる。
前回来た春先の頃よりも、山々は緑に覆われ、さらに風景に溶け込む。
風景、四季に応じて姿を変え続ける稀有な建築。
地域の企業としてのこれからの役割もしっかりと見据えながら、自然、風土、歴史を遠い未来にまで引き継いでいこうとする意志、
「如在」
あるがままを受け入れる。
地域も巻き込むような大きな構想を、おおらかな大地と建築が支えていた。
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