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【旅行記】東京にでも行くか03【2021.11】

前回の記事(東京にでも行くか02)を読んでない方は、こちらから


11:45 東京文化会館

国立科学博物館を後にしたが、お昼ご飯を食べに行くにはまだ時間が早い
かと言って、美術館に入る時間はない
何かちょうどよい場所はないかと考える。

ふと、駅からの途中にあった東京文化会館のことを思い出した。
建築リストには入れていたが、まだ行ったことはなかった。
ちょうどよい機会と思い、東京文化会館へ行くことにした。

迫力あるコンクリート製の庇

ひと目見てモダニズム建築と感じる特徴的な外観をしている。
打放しコンクリートの大きな庇や上野駅側のルーバーが印象的な建築物だ。

無彩色のコンクリートに赤と青の扉が映える

外観は基本的には無彩色であるが、時おり現れる鮮やかな赤や青が美しい
設計者の前川國男の師匠であるル・コルビュジエに通ずるものを感じる。

美しいレリーフ 材質は真鍮?
夜空のようなホワイエ

中に入ると夜空のようなホワイエに出迎えられる。
天井がネイビーブルーに仕上げられたホワイエは照明と煌びやかな装飾と相まって美しい

このままホールなども回りたかったが、この日はイベントの準備か何かで館内はほとんど見ることができず…

東京文化会館については、下の記事でも詳しく取り上げているので、気になった方はぜひ読んでいただきたい。

上野公園内には前川國男設計の東京都美術館もあるので、次来た時にはそちらの方にも訪れたい。

向かい側にある国立西洋美術館は師匠のル・コルビュジエの作品だ
現在は工事中で中に入ることはできない。

上野の西郷さん

駅に向かう途中に西郷隆盛像をちょこっと見て、上野を後にする。

12:40 とんかつ丸七

上野駅から銀座線と東西線を乗り継いで門前仲町へ向かう

とんかつ丸七

お店に到着した。
まだ、12時からの部の人たちがいたので、外で待つ

店内は清潔感があり、落ち着く

中に入るとお茶と漬け物が準備されていた。
コートを掛けて席に座るとシジミのおみそ汁が出される。

これを食べたいがために、前日入りしたのだ

席に座って10分が経つと、ついにその姿を見ることができた。
SNSなどで見たことはあったが、実物を目にするとその圧倒的なインパクトに気持ちが高ぶる。

食べたいという衝動を我慢せずにはいられない

注文したのは『焼きカツ丼(上)』(2000円)のご飯大盛りだ。
どんぶりから溢れんばかりのカツは5cmほどの厚さがある。
こんなものは見たことがない。

カツ丼はとんかつの下にフワトロの卵が敷かれていて、そこに甘めのたれがかかっていた。
分厚いカツもしっとりとやわらかく食べやすい。

味変には茎わさびと塩が用意されていた。
おすすめは茎わさびだ。

ボリューム満点でお腹がパンパンに膨れた。
これで2000円は安いと思うほどの満足感だ。
また来たくなるお店だ。

テイクアウトもやっているので、予約がとれなかった人もぜひ訪れてほしい
この日も多くの人がテイクアウトしていた。
メニューにはないが、運が良いと特上があることもあるらしい

13:40 すみだ北斎美術館

腹を満たして、外に出る。
この後の予定は決めてないので、駅に向かいながら次の予定を考える

地図を見ていたら電車で一本ですみだ北斎美術館に行ける。
墨田区の方にはなかなか行くことがない。
ならばいい機会だと思い、すみだ北斎美術館に行くことにした。

門前仲町から大江戸線に乗り、両国へ向かう。

菊竹清訓が設計した江戸東京博物館

両国駅から外に出ると、菊竹清訓設計の江戸東京博物館が目に入る。
こんなことをいうのは失礼かもしれないが、外観を見る限りでは何なのか訳がわからなかった。

建築家の磯崎新が東京の五大粗大ごみに挙げたことも分からなくはない。
中を含めてもっと見学すれば印象は変わるかもしれない。
だが今回は外観のみを見て、すみだ北斎美術館へ向かう。

美術館は写真で見たことがあった。
美術館を向かう道を歩きながらふと『こんな住宅街にあんなシルバーの鏡面仕上げの建物があって大丈夫なのか』と思う。

すみだ北斎美術館

美術館のある公園に着いて、そのような考えは杞憂であった。
街に溶け込んだ美術館の姿を見た。

設計者は日本を代表する女性建築家である妹島和世
アルミパネルに反射はまったくキツくなく、柔らかく周囲を映していた。
圧迫感のようなものもまったく感じさせず、周りに溶け込んでいた。

ただのキューブでなく、ところどころ削り取られた変化のあるヴォリュームだからこそ、圧迫感のようなものを感じないのだろうか。

各面にスリットが入っており、それが入口へとつながる。
スリットも単一ではなく、各面ごとに違いがあるのも心地よい。

スリットの中へ進む

スリットの中を進み、入口へ向かう。
受付にてチケットを買う。
チケットの値段は常設展が大学生・300円で、企画展は内容によって変動するらしい。この日は、700円であった。

浮世絵がメインの美術館に訪れるのは、初めてであった。
油絵や水彩画とはまた違った魅力があり、面白い。
観ていて少し版画や切り絵もやってみたいと感じた。

スリットの隙間から現れる東京スカイツリー

美術館をひと通り楽しみ後にする。
スリットの内側から見る景色もまたよい。

パネル映り込む外の風景もよい

すみだ北斎美術館については下の記事でより詳しく書いている。

この後はどこに行こうかなんて考えながら、両国駅へ向かう。

今回は、このへんで


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