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4つの卒計コンペを越えて

お久しぶりです!
建築学生のすずきしんです!
色々落ち着いてきたので、卒計が終わった後のコンペを全部出してみて、実際の流れや、忙しさなどを伝えていこうと思います!

今年は
「卒、22(卒、)」
「デザインレビュー2022(デザレ)」
「せんだいデザインリーグ(SDL)」
「赤れんが卒業設計展(赤れんが)」

の4つのコンペに提出しました!

関東圏の建築学生ならこの4つが主なコンペかなと思います。そのほかにも、中部だとNAFや、北海道卒業設計合同講評会など、がありますね!

今回は自分が経験した上記の4つのコンペを中心に、出展者目線で、書いていこうと思います!

時系列

卒計の提出が我が母校である法政大学は1/22に提出締め切りでした!終わった後すぐにゼミの同期と出展者登録など、情報交換しながら進めていきました。そこからの流れをまとめるとこんな感じ↓

・「卒、」2/4パネルデータ〆 
・「デザレ」2/9データ〆 
・「卒、」2/17〜22展示期間
・「SDL」2/17パネル、ポートフォリオデータ〆 
・「赤れんが」2/23パネルデータ、輸送〆 
・「SDL」3/1.2模型、パネル輸送〆
・「SDL」3/5.6講評会 3/7〜3/13展示期間
・「デザレ」3/11〜3/13展示期間
・「赤れんが」3/24〜28展示期間3/28講評会

まず初めにぶつかるのは提出期限提出書類を裁き切る能力ですね、、

これが本当に大変で、出すだけなら誰にでもできるなんて口が裂けても言えません。。
みんな頑張って出してるんだなぁと痛感しました。

逆に言えば、この手間と面倒な作業を乗り越えて、さらに講評会でうまく発表した者のみが、賞を獲得できるという、凄まじいふるいにかけられているということなのです!

出しただけの人にはわたしから出展頑張ったで賞をあげたいくらいです。笑

本当にエントリーしただけで、みんなすごいんです!!自分を褒めましょう!!


卒、22について

ここからは時系列順に詳しく各コンペについて書こうと思います!

卒、の特徴はなんと言っても締切と開催の早さにあります。

基本的に私立の卒計は1月いっぱいで終わります。終わって休む間もなく、2/4に締切が訪れます。

まず卒、まで走り抜けない人が落とされます。

というか、国立の大学はまだ提出していないところもあり、全国合同と謳ってはいますが、そもそも出せないって人が多数いる状態です笑

強者はまだ他にいるという恐ろしさがありますね、、

・搬入について

搬入は2/17でそれぞれ個人で搬入という形になります。

今年は法政大学から7人が55選に入ることができたので、7人で協力して大学から車で搬入しました。

これが結構大変で、アルファードを2台借りて、何往復もしたのですが、それぞれみんなの模型が大きかったため、予想より時間がかかり、
9時から17時までかかってしまいました、、

会場に着くと、ボランティアの学生が誘導してくれて、模型の搬入を手伝ってくれました!本当に助かりました。。

搬入時間の締め切りを超えてしまったのですが、快く手伝ってくださり、無事7人分の模型を展示することができました。

基本的に2m×2mの範囲内の展示でしたが、隣の人と相談し合いながら、展示しました。

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展示の様子

↑こんな感じ

幸いにも、1番番号が若かったため、入口に一番近く、入口側に模型をはみ出して展示することが許されたので、なんとか私の2700mmの模型を展示させていただきました!

・会場について

会場は隅田リバーサイドギャラリーで、浅草の雷門近くのギャラリーです。
会場内は細長い廊下空間になっており、両側に作品が並べられています。

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巡回審査当日の会場の様子

↑こんな感じ

自分の場合、入口から一番近かったので全体がよく見えました。

卒、のいいところはなんと言っても個人賞の多さが挙げられます。

開催日が2日あり、それぞれ5人の審査員が巡回審査を行った末、両日共に10人が選出され、5分、5分の発表と質疑応答がなされます。

その後、最優秀賞、優秀賞が決められ、個人賞が5つ決められます。

これが2日なので×2となり、賞を獲得するチャンスが多いです!

他のコンペと比べても是非とも予選通過したいところですが、

実は予選通過できたのが230作品中55選と他のコンペよりかなり狭き門です。。

そもそも、提出する人も少ないですが、選ばれる作品も少なくなっていると言ったところでしょうか、

噂によると、今年は初めから20選だったらしいそうです。。

しかし作品がどれも良く、結果として55選となったらしいです笑

・審査について

巡回審査では、1分間で質疑応答をしなければならないため、40秒弱で、概要を伝え、1ラリー会話をするのみ、といった感じです、、

その短い時間の中で、審査員の興味を引くことができれば、少しだけ長く話すことができます。

午前中は巡回審査で、総合司会の西田さんを含めて、6人の先生方に1分間のプレゼンと質疑応答でお昼休みに入ります。

ちなみに初日は近くの焼肉屋さんで焼肉ランチ♪
二日目は、回転寿司を食べました!

昼食の時間中に午前中の巡回審査による10選に選ばれた方々に卒、公式ラインから連絡が入ります。

法政から誰が選ばれるかドキドキでした。。笑

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ギャラリー中央で行われた講評会の様子

↑最終講評の様子です。

選ばれた10人は中央の会場にて、5分間の発表と5分間の質疑応答があり、議論の後、最優秀賞、優秀賞、個人賞を決めていくといった流れです。

・卒、の感想

卒業設計の学内提出から一番近い卒業設計展で、卒業設計をA3横サイズにまとめるのが意外と大変で、終わってから慌ただしく準備していました笑

卒計が終わってから、締切が近く、時間がなくて諦めてしまう人も多いと思います。

私の場合は、4つのコンペに全て提出し切る!というモチベーションだったので、何がなんでも出してやろう!って思って走り切りました笑

出してみないと、選ばれる可能性は0%、それを少しでも増やすために提出することが大事だと思います!!

卒、では、関東の私立の大学生の友達が増えたことが何よりの宝でした。

外部展で通過したのが初めてだったので、そういうつながりができる可能性も考えて、辛くても提出してよかったなと思えました!

そして自分の作品が外部で評価されることで、自信にもつながり、いろんな人に模型や提案を見てもらえる機会が多いに越した事はないと改めて感じました!先生方からのアドバイスや指摘はその後のコンペに影響を与えたと思います。


せんだいデザインリーグ(SDL)について

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