空想旅行案内人 @東京ステーションギャラリー
こんにちは!アーキロイドの福井です。
夏の陽射しが怖く…東京駅直結の東京ステーションギャラリーへ行ってきました。
現在、ジャン=ミッシェル・フォロンの展覧会が開催されています。
フォロンの名刺には「空想旅行エージェンシー」と書かれていたそう。
この空想旅行は、絵空事ではなく、この世の現実を観察し、理解し、よりよく生きるための手がかりを探す旅だ。
プロローグの「旅のはじまり」を少し紹介。
『less is more(少ない方がより豊かである)』の言葉に学生のフォロンは胸を打たれ、黒と白の2色でブラックユーモアではなく「白いユーモア」を目指し始めた。日常生活からの発見やアイディアを蓄える日々だったそう。
ソファが水槽、バケットに鼻があって顔が並ぶパン屋、レモンが風船、ねじまきの人間、目が唇の人間などのドローイングが並ぶ。言葉にすると不思議なんだけれど、観察からくる可愛らしい作品のメッセージは、ドスンとお腹に響く。
ユーモアとは、悲劇を悲劇的に語ることへの拒否である。(中略)私が思うに、ユーモラスなドローイングは風刺画とは正反対だ。辞書によれば、風刺画の目的は特徴を誇張し、歪めることだそうだ。しかし風刺画の「More is more(盛れば盛るほど)」的性質とは違って、ユーモラスなドローイングは「Less is more
(少ない方がより豊かである)」という原則に則っている。
ー FOLON J.M., "Folon dans le labyrinthe", interview by Eric Leguebe, Nouvelles littéraires, 14 January 1963. よりー
プロローグでブログは終わりだが、この後どんどん引き込まれて、世界人権宣言の挿絵原画へと続いていく。ぜひ、行った方はお喋りしたい〜!福井
『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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