神経症の5つの原因。


『自分、神経症だな〜』とか最近強く思い始めているのーむです。


神経症って『外的な原因がある。』とか『ストレッサーがどうのこうの、、、』とよく言われるんですね。

でも、実際は鬱病よりもパニックとか強迫性障害に近い病気なんです。

つまり、考え方・性格因子が強く影響するということ。

もちろん、鬱にも性格的な問題はありますよ。

しかし、不安症のほうがはっきりした性格傾向がある。

それに、その性格傾向は他の疾患に引っかかるものも多かったりする。

他の精神疾患が内因性の、あんまりよくわからないものであることを考えると、この記事を書く価値はあると考えた次第です。



①任せられない。


これはマジでおっきい。

神経症の人は『任せる』のが苦手なんですね。

誰かに任せたり物に任せたりするだけでなく、特に自分に任せることが苦手な人が多い。

世の中は解決できない問題で溢れています。

だいたい半分の問題は『もう、いいや。』と投げ出さなければならない。

すると、人は大事な問題にフォーカスして取り組める。

でも、神経症の人というのは全て自分の意志で解決しようとする。

体の自浄作用に任せられないのです。他の人やものにも。

だから、考え続けてしまう。

考え続けた結果、強迫観念に取り憑かれる。自分の体に対して億劫になってしまう。

はい。こうなったらもう神経症者の仲間ですね。僕らは分かり合えます。


しかし、そうは言ってもどうすればいいんだ。
そう思いますよね?

解決策は解決しないことです。

言い換えると、時間に任せること。
『まあ、いいか。』を出来るようにすること。

具体的な策については2つ。

①数値化
②受け入れ
③慣れ


①数値化


数値化とは、今の気分を0〜100点で評価すること。

5点だったら昨日よりは5点成長していると言えるし、50点だったらもう最高。

もっと言うと、ノートに書けたらいいですね。

人の悩みはノートに書くと出ていきますから。


②受け入れ


あと、もう思い切って受け入れてしまうのもアリ。

『これでいい。解決する必要はない。今のままでいい。』

そう自分に言い聞かせてみてください。

そして、自分の好きな部分に着目してみてください。

精いっぱい自分を好きになってください。本気で。

脳は安心します。


③慣れ


系統的統感作。精神医学ではそう言ったりするんですけど、ようは慣れですね。

不安症や神経症を発症するのは思春期の人、または更年期に属した人が多い。

思春期:
更年期:

ようはホルモンバランスが崩れやすい多感な時期ですね。

だからこそ、多感な時期がすぎれば終わるのです。

どうせ終わる。

じゃあ、逆転の発想で慣れてしまえばいい。

慣れると不思議なもので、症状は弱くなります。


ここまでのまとめ

神経症者は任せられない。

◉まかせる方法
①数値化
②受け入れ
③慣れ


神経症に対するもっともな対策は『任せる』こと。

じゃあ、何で任せられないのか?

対策ではなく、もっと根本的な原因を掘っていきましょう。



②自閉気質


自閉とは、自分の中に閉じこもって思考を巡らせること。

良く言うと考えることが得意。
悪く言えば発散が苦手。

任せられないことは発散できないことと近い意味を持ちます。

①誰かに話す。
②趣味を持つ。
③新しいことをする。


こういうのでうまく発散出来ればいいんですけど、それが苦手なんですよね〜

ここに関してはその人の性格ですから、切り離すよりも受け入れたほうが早い。

その上でちょっとづつ対策していきましょう。

自分を嫌う必要はありません。


③生活習慣の乱れ


コレはもう間違いないですね。

◉毎日7時間以上の睡眠
◉週4.5時間の有酸素運動
◉スマホ制限

神経症、うつ、認知症など。

ほぼ全ての病気の予防につながります。

病気になりたくなければ生活習慣は命です。

あと、神経症や不安症は特にスマホ制限したほうがいいですよ。

強迫性障害の患者にスマホ制限を行うと、その日の強迫行動がマシになったというデータがあります。

具体的には1日2時間。

それ以上行くと、依存症の領域です。

見るのではなく、聞いたりする程度に収めましょう。



④行きすぎた合理主義


合理的思考ができることは武器なんですけど、これが行き過ぎるとよろしくない。

なぜだめなのかというと、合理主義は解決策が明確な問題に対して有効なのであって、精神疾患のような曖昧な問題になるとむしろ自分を締め付けてしまう。

答えがないことについてグルグル思考してしまったことは誰しもあると思います。

でも、問題なのは答えがないことではなく、考え続けること自体なんですね。

ですから、もしご自身にその自覚があるならば1つオススメします。

不安になるような情報を入れないでください。

脳は嫌な情報を約3日で消化していきます。(個人差あり)

でも多くの不安症者は、脳が情報を忘れさせてくれても、また新たな情報を入れて不安を持ち込んでしまう。

だから、もう不安な情報を入れずに考えてしまう元を消すのです。

あなたの検索習慣を見直してみることをオススメします。



⑤オキシトシン不足


これは自閉気質のところにも繋がってくる話ですけど、神経症者にはコミュニケーションが足りていない人が多い。

コミュニケーションを取ると、オキシトシンという幸せホルモンが出る。

神経症の不安は脳の興奮です。

オキシトシンはその興奮を抑制してくれる。

コミュニケーションは長寿の万薬です。

※人と会わなくてもオキシトシンを出す方法はあります。

①動物、植物、ぬいぐるみなどと戯れる。
②愛について考える。
③笑う。
④泣く。
⑤目を合わせる。
⑥一日一善
などなど、、、


⑥行動不足


人は
後の時間のために今を生きる人と、
後の興味のために今を生きる人の2パターンに分かれると思うんですね。

毎日スケジュールがパッと決まってて、思い立ったらすぐ行動するタイプが前者。

ゆるふわな感じで毎日を生きながら、『やるときやりゃいいっしょ。』みたいな考え方の人が後者。

個人的な考えですけど、不安神経症に陥る人は後者のほうが多いと思います。

つまり、ゆるふわタイプですね。(僕自身そうなんです。)

ゆるふわだからストレスは少ないと思いますけど、なぜか地に足がついていない感じがする。

この地に足がついていない感じが不安を生み出し、その不安を拡大解釈することで神経症を発病する。


ですから、不安症のひとにオススメしたいのが思い立ったらすぐ行動です。

もう、早く動くんです。

今日一日、今週一週間、今年一年、人生百年。

どれだけ後に時間を残せるかを考えて動いていく。

『時間が最強の資産である。』

これを座右の銘として生きていく。

不安症の積極的な解決策としておススメです。


まとめ

◉神経症の5つの原因
①任せられない。
②自閉気質
③生活習慣の乱れ。
④行きすぎた合理主義
⑤オキシトシン不足


神経症は内因性というよりも心因性で、尚且つ意識すれば何とかなる部分が多い病気。

苦しんでいる方は以上5つを意識しながら生活してみてください。

やってみる価値はあると思いますよ♪

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