不在 仮名子

アラズカナコ 山月記が好きだったので多分ろくな大人にならない。今もろくな大学生ではな…

不在 仮名子

アラズカナコ 山月記が好きだったので多分ろくな大人にならない。今もろくな大学生ではない。

最近の記事

孤独すぎてマッチングアプリを始めるの巻。

聞いてほしい。さみしすぎてやばい。 大学生らしく言うなら、さみしすぎてエグい。 どのくらいさみしいかというと、新しいSNSを始めるだけじゃ飽き足らず血迷ってマッチングアプリに登録したくらいさみしい。 なぜこうもさみしいのか。理由は多分、色々ある。 ①暇である ②彼氏と別れたのをまだ引きずってる ③他の男の子と半端に遊んだ まず①は単純だ。暇だと誰でも余計なことを考えるものだ。大学生の夏休みなんて長すぎるから、余計に。 そして②もわかりやすい。私は彼氏と別れたことを割

    • 才能コンプレックス

      気がついたらワタナベくんやナオコと同年代になっていた。 ワタナベくんとナオコって誰?って方、村上春樹が書いた「ノルウェイの森」を読みたまえ。 私があの本を初めて読んだのは中学生の時だった。やたらセックスしてんなという程度の感想しかなかったはずなのに、19になるまでの間にたしか2回は読んだはずだ。 そして私は彼らと同じように大学生になった。 しかし、しかしである。 なんか、思ってたのと違った。 私は近頃自分が怖くてたまらない。 いや、自分の「何者でもなさ」がもうずっと怖くて

      • 元カレにLINEしたのを懺悔する記事。

        タイトルのまんまです。 私はご存知メンヘラで、深夜になると必ず病む。 で、やってしまいましたブロックしてた元カレにLINE。自分で振っておいてLINE。 その文面はこう。 [送信取り消し] [送信取り消し] [送信取り消し] [送信取り消し] 「ごめん気にしないで」 気にしないでじゃねえよ。 気になるわ。どう見ても気になるわ。 痛々しいにも程があります。 で、この時点でだいぶな気色悪さですがこのnoteを見てる奇怪な皆さんにだけ、特別に! 取り消したLINEの内容を

        • 精神科⭐︎任意入院日記⑰祝え退院編

          退院、しました。 退院しました!!!!!! 今は家でまったりしています。ポテチを食べました。美味しかったです。 いやぁ、長かったこの入院生活もホームステイだったと思えば感慨深いな。 映画も色々と見れたし、本も読めたし。 楽しかったような気も…… しないな。うん、しない。 閉鎖病棟はごめんだ。もう2度と飛び降りようなんてバカな真似はしない。 退院するってなると書くことがないんだな書くことが。 今日はこのあと散歩でも行こうか、いや家でまったりしようかなんて考えていま

        孤独すぎてマッチングアプリを始めるの巻。

          精神科⭐︎任意入院日記16.5親とのお話編

          親が退院したあと最初の精神科受診についてくると言うのを断ったら少し揉めた。 なんでだろう。今まで通りやってくれればいいだけなのに。 こっちもなんでもないように振る舞うから向こうもそうしてくれればいいだけなのに。 飛び降り未遂なんてなかったみたいに「日常」を今まで通りやっていればいい。 簡単なことだ。なんでそれができないんだろう? 心配してるからと言われた。 別に心配なんかする必要はないのに。 私がなんでもないと言ったらなんでもない。 それだけだ。 元に守るだけで万

          精神科⭐︎任意入院日記16.5親とのお話編

          精神科⭐︎任意入院日記⑯少し音楽の話を編

          昨日の夕方に病院へ戻ってきたばかりだが、既に家に帰りたい。 なんなら昨日の夜の時点でもう帰りたかった。 ここは回線の繋がりが悪すぎる。 仕方がないから昨日の夜はネット上の南条あやちゃんの日記を読んで暇を潰していた。 まさか親に「卒業式まで死にません」を持ってきて、なんてお願いするわけにはいかないからこの入院生活ではもっぱらデジタルアーカイブにお世話になっている。 そしてとうとうあや嬢の日記の未読部分を全て読み終わった。私はいたく感動している。 彼女の入院生活に自分との類似点

          精神科⭐︎任意入院日記⑯少し音楽の話を編

          精神科⭐︎任意入院日記⑮

          戻りたくないよーーーーー!!!!! 今日で外泊が終わり、夕方頃に病院に戻らなければならないのだが、これがべらぼうに嫌だ。 もう住み慣れた家の快適さに慣れきってしまった。というか元々自宅なんだから慣れるも何もない。 それが、Wi-Fiもない病棟へ逆戻り! うわーーーーーー!!!!!! 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!!! 今日の昼はお母様お手製のチキンライスだったので、それがますます戻りたくなさに拍車をかける。 妙にぬるい病院の飯はもううんざりだ。 仕方ないからアマプラ

          精神科⭐︎任意入院日記⑮

          精神科⭐︎任意入院日記⑭親のありがたみ編

          私の外泊に本人よりハッスルしてる人がいる。 お母さんである。 昨日も今日も外出についてきた。 昨日の夕食は食べたがった餃子を焼いてくれた。 今日の昼飯はなんと肉が出た。 入院中も母はほとんど毎日病院に来て本だのおやつだのを差し入れてくれた。 ありがたいなぁと思う。 このあとはアマプラで映画でも観ようかなと思っている。 まったくいい外泊である。 親子間でほどよく距離があいていたほうがお互いに優しくなれる気がする。 はやくしっかりして独り立ちしなきゃ。 それで、就

          精神科⭐︎任意入院日記⑭親のありがたみ編

          精神科⭐︎任意入院日記⑭

          任意入院に切り替わった。 というわけで、改題である。 精神科⭐︎任意入院日記。 家にいるが意外と落ち着かない。なんか他人の家みたい。というか一人暮らしの家事抜きバージョンみたいな入院が気楽すぎた。 そういえば家族と本音で話していないのも遠因で飛び降り未遂したんでした。トホホ〜(昭和?) まあこれでいきなり退院というわけでもなくて ほんのちょっと泊まったらまた戻るんですけどね。 それよりも体力の衰えが激しくて困る。 階段のぼるだけでヒィコラ言っていた。 今もずっと座位で

          精神科⭐︎任意入院日記⑭

          精神科⭐︎強制入院日記⑬閉鎖病棟はつらいよ編

          明日で措置が解除されて、任意入院に変わる。 ので、明日から私は晴れて外泊扱いで帰宅することができる。 つまりPARTY TIMEである。 もうはしゃいでしまって落ち着かぬ。 なんなら昨日の夜からハイテンションが変な方向へいって人生トラウマ上映会をひとり脳内で行っていたところだ。そんなことするな。 というわけで、いまだかつてなくソワソワしている私である。 今日は措置入院最後の日ということで、病院に来てからつらかったこと番付を発表したいと思う。 私はせっかちなのでさっそ

          精神科⭐︎強制入院日記⑬閉鎖病棟はつらいよ編

          精神科⭐︎強制入院日記⑫別れた理由編

          食べてしまった。禁断の小麦を。 私は過敏性腸症候群(IBS)という病気を患っている。 人によって症状は色々だが、私の場合はざっくり言うと「小麦食べるとお腹壊すよ」である。 その小麦をさっき食べてしまった。 いや、まず弁解させてほしい。 きちんとIBSのことを説明したにもかかわらず、病院にきてからの食事はひどいものだった。 カレーライス、揚げ物、パスタサラダ、などなど。 私一人の判断力だけでそれらを食べたり食べなかったりし、いや、大抵の場合は空腹に負けて食べてしまったのだ

          精神科⭐︎強制入院日記⑫別れた理由編

          精神科⭐︎強制入院日記⑪シャバの先行視聴会

          昨日のnoteめっちゃ病んでて面白い。我がことながらなにがあったのか不思議である。 私はもともと情緒不安定な女だったが大学生になってからそれが加速したように思われる。 やはりストレスか。許すまじ、最高学府……。 閑話休題(また初っ端から閑話してたん?) 今日の私は昨日とはうってかわってご機嫌だ。 なんとシャバに出ていた。 といっても病院に入った人がみんなやる検査みたいなもののために建物から建物へ移動しただけだったけど、それでもいい。 シャバである。 夏である。 草の匂い

          精神科⭐︎強制入院日記⑪シャバの先行視聴会

          精神科⭐︎強制入院日記⑩ロンリープラネット編

          なにもかもを投げ出したくなっているけど、投げ出すほどのものも私にはない。 インスタのストーリーに黄緑の丸がいくつあるか数えて、あの子やあの子の親しい友達には入れてるからまだ大丈夫だって束の間の安心でどうにかやり過ごす日々。 私は誰にとってもサブキャラでしかない。 そんなことはわかっているし、サブキャラであることの身軽さも理解しているのにそれが時々ひどく悲しい。 私を重く縛り付ける人間は誰もいない。それはたぶん喜ばしい。けど、誰も縛ってくれない私はどこかに飛んでいってしまいそう

          精神科⭐︎強制入院日記⑩ロンリープラネット編

          精神科⭐︎強制入院日記⑨本のお話編

          東野圭吾すげええええ!! さっきまで『ラプラスの魔女』を読んでいたのだが、東野圭吾さんの扱うジャンルの幅の広さ、スマートな文体、圧倒的な筆力のもとに平伏せざるを得ない。マジですごすぎる。一発屋の対義語はもう「東野圭吾」でいいんじゃなかろうか。 今日の午前中は本を読んでいただけで書くこともないし、せっかくなので私の愛読書について語ろうと思う。わーい! 冒頭で東野圭吾さんを褒めちぎっておいてなんだが、実を言うとミステリにはあまり詳しくない。 私が好むのは文学とエンタメの間に位

          精神科⭐︎強制入院日記⑨本のお話編

          精神科⭐︎強制入院日記⑧退屈と暴走編

          午前中はLINE漫画で『魔入りました入間くん』を読んだり、母が差し入れてくれた三浦しをんさんのエッセイ『のっけから失礼します』を読んだりして暇を潰していた。 三浦しをんさんのエッセイは面白い。ついついクスリと笑ってしまう。私はそこまで興味がないEXILE一族の話なんかまでハイテンションに語られるうちについつい読み進められちゃったんだから、やっぱりプロの作家の筆力はすごいなぁなんて思った。 それにひきかえ、私のnoteときたら!(今日の本題らしいぞ) 失恋したり、大学をサ

          精神科⭐︎強制入院日記⑧退屈と暴走編

          精神科⭐︎強制入院日記⑦各種痛みと文体模写編

          記憶の中でずっと2人は生きていける。 どうも私です。 んーいい曲ですね、“Hello again〜昔からある場所〜”は。いきなり頭から離れなくなって聴いたんですけどね、めちゃ良かったです。 閑話休題(初っ端から閑話だったの?) 今日の午前中は採血を2回失敗されたりなんかしていた。左腕に無意味な傷が2つも増えている。 私を傷物にした責任とってほしい。退院とか。 なんつって。うへへ。 台風が近づいていて寒いです。私はカーディガンなぞ着てしまいました。昨日の夜もなかなか眠れ

          精神科⭐︎強制入院日記⑦各種痛みと文体模写編