精神科⭐︎強制入院日記⑩ロンリープラネット編
なにもかもを投げ出したくなっているけど、投げ出すほどのものも私にはない。
インスタのストーリーに黄緑の丸がいくつあるか数えて、あの子やあの子の親しい友達には入れてるからまだ大丈夫だって束の間の安心でどうにかやり過ごす日々。
私は誰にとってもサブキャラでしかない。
そんなことはわかっているし、サブキャラであることの身軽さも理解しているのにそれが時々ひどく悲しい。
私を重く縛り付ける人間は誰もいない。それはたぶん喜ばしい。けど、誰も縛ってくれない私はどこかに飛んでいってしまいそう