読書感想文(28)ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター著、有限会社ネットワーク・クリエーション訳『金持ち父さんのビジネススクール・セカンドエディション』

はじめに

こんにちは。笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回この本を読んだのはオススメされたからです。金持ち父さんシリーズは20冊以上ありますが、中でも特にオススメされた6冊のうちの5冊目です。

感想

この本ではネットワークビジネスがオススメされます。これを読むと「ネットワークビジネスって良さそう!」と思います。
しかしこの本をオススメしてくださった方は、「手段に右往左往させられない」のがポイントだとおっしゃっています。
つまり「よし、ネットワークビジネスだ!」となるのではなく、なぜネットワークビジネスがオススメされるのか、その考えはどこから来るのかが大切だということです。

ではネットワークビジネスの価値とは何なのかというと、本の見出しとしてまとめられています。

1.本当に平等な機会
2.人生を変えるビジネス教育
3.あなたを抑えつけるのではなく、引き上げてくれる友人たち
4.ネットワークの価値とは何か
5.あなたの最も重要なビジネス・スキルを開発する
6.リーダーシップは不可欠だ
7.お金のために働くのではない
8.あなたの夢を実現する
9.夫婦でビジネスを築く
10.家族でビジネスを築く
11.金持ちの税の抜け穴を使う方法

まとめると、ネットワークビジネスは誰でも始めるこたができるしビジネス教育をしてもらえるし周りが自分を助けてくれるしネットワークの力(メトカーフの法則)は強力だしビジネスに必要なセールス力やリーダーシップを鍛えられるよ!というのが1〜6です。
7は今お金を手に入れるために働くのではなく、ずっと自分にお金を運んでくれる資産を買うために働こうということです。

8では「いろいろなタイプの夢追い人」が紹介されており、面白かったので共有します。

1.過去の夢にひたっている人
2.小さな夢しか見ない人
3.夢を達成したあと、新しい夢を設定していない人
4.大きな夢を見ながら、それを達成するプランのない人
5.大きな夢を見て、その夢を達成し、より大きな夢に向かっていく人

1はわかりやすいです。「昔は〜」「高校生の頃は〜」と言っている人です。自分も結構この傾向に当てはまる経験があるので、反省しています。

2は例えば「世界中のお金が自分のものになったらどこに旅行に行きたい?」という質問に対して「(アメリカ国内から)カリフォルニアに飛んで、姉に会いたいですね。長年会っていないので」と言うような人です。家族に会いたいというのは素晴らしいことです。しかし「でもそれは500ドル(約5万円)あれば十分でしょう?今からでも行ったらどうですか?」と言われると、「今は忙しくていけない」と答えます。こういう人は達成できるとわかっている夢を持っていますが、実現する時間を見つけることは決してできないと書かれています。これはグサッと刺さる人がかなり多いのではないでしょうか。私もこの傾向がありますが、今は意識的に変えようとしています。私は一生サラリーマンとして働くのは嫌だと思ったので就活をやめました。今は非常勤講師として週2日、1日3時間弱しか働いていません。これは夢を実現する時間を確保するためです。
こういった話は金持ち父さんシリーズで何度も書かれています。「でも○○が……」と言い訳していたら一生できません。そういう人はそもそも実現する気が無いのです。

3は大学生に多く見かけました。受験合格をゴールに設定していた自称進学校出身に多い気がします。もしかしたら就職もこれに当てはまる場合が多いのかもしれません。

4は具体的に言うと、自力で夢を達成しようとする人のことです。一見「素晴らしいことでは?」と思われますが、個人でできることには限界があります。つまり大きな夢を達成するには色んな人の助けが必要なのに、自分でやろうとしている時点で計画がなっていない、ということです。
これは『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』でいうところのSに当たります。自分のやりたいことをやっているのですが、自分でやらなければならないので規模が大きくなりません。

5は多くの人が目指したいところでしょう。そして大きな夢を達成しようとしていたら、小さな夢はいつのまにか達成できるようになっている、という話もあります。例えば東大を目指して受験勉強をしていたら、いつのまにか○○大の合格レベルは超えていた、という感じです。

9,10は夫婦、家族で同じ目標を持って取り組むことができるという価値について、ロバート・キヨサキ氏の妻とシャロン・レクター氏がそれぞれの経験を基に書いています。

11は公認会計士のダイアン・ケネディ氏がビジネスや不動産を持つことで得られる税制上のメリット、即ち金持ちであることによる税制上のメリットについて書かれます。税制度は金持ちに有利にできています。何故なら金持ちの方が国を助けてくれるので、増えて欲しいからです。それに制度を決めている人達も金持ちだからです。
ここでいう金持ちは勿論年収1000万円のサラリーマンを含みません。年収1000万以上のサラリーマンはむしろ税金をものすごくたくさん取られます。その上、手当てももらえません。

簡単に解説するだけでも結構長くなってしまいました。
全体的なまとめとしては、教育が大切、セールス力が大切、リーダーシップが大切、それらがネットワークビジネスにはあるよ!って感じです。
個人的に印象に残ったのはセールス力です。前回の感想文でも書きましたが、私はこの能力がとても低いと思うので、改善するために行動するつもりです。その期限は決めたいのですが、先延ばしにしたい気持ちもあります。今は先に本を読んで世界観を広げる方が重要なので、今年中という結構広い期限を設けておきます。ただ日常の細かいところで意識できる部分はあるので、ちょっとでもセールス力を上げる練習をするつもりです。

おわりに

この本は金持ち父さんシリーズの中でも特に面白かったです。
まだまだ読み込めてない部分もあるはずなので、そのうちまた読み返します。
次はついに6冊目の『金持ち父さんの起業する前に読む本』です。今すぐに起業はしませんが、マインドを学ぶために読みます。

というわけで、最後まで読んでくださってありがとうございました。

※リンクで何故か値段が6380円になっていますが、定価は2200円なのでもっと安価に手に入ると思います。私は中古で買ったのでもっと安かったです。

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