読書感想文(224)道尾秀介『N』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は、以前から気になっていた作品です。全6章をどの順番に読んでもよく、人によって6!=720通りの展開になるという作品です。
最近人にオススメされたので読むことにしました。
ちなみに、最近道尾秀介さんとSCRAPがコラボした捜査ゲームをやりましたが、そちらも面白かったです。

感想

とても面白かったです。
最初はてっきり、読む順番によって犯人が変わるとか、そういう感じかと思っていましたが、流石にそこまではありませんでした。
ただ、読む順番によって得られている情報が違うので、その章の主人公の未来や過去を知っていたり知っていなかったりしました。
もし知らなかったら希望溢れるシーンが、そうではないのだと気づいてしまったり、逆にこの登場人物の過去はこんなだったのか!と後で気づいたり。

あ、そういえば私は次の順番で読みました。

②落ちない魔球と鳥
③笑わない少女の死
④飛べない雄蜂の嘘
⑥眠らない刑事と犬
①名のない毒液と花
⑤消えない硝子の星

あと、一章毎に上下が逆さまになるのですが、初めての体験だったのでちょっと面白かったです。

全体的にミステリーっぽい話が多いので、ネタバレ回避のために内容については書かないでおきます。

おわりに

いつかまた読み直したら、覚えていることと覚えていないことがあって面白いだろうなと思います。
今回は図書館で借りた本ですが、文庫化したらまた買って読むと思います。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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