読書感想文(86)J.K.ローリング作、松岡佑子訳『ハリーポッターと死の秘宝 7-Ⅰ』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

久しぶりの読書感想文です。
しばらくサボってしまっていましたが、また本を読んでいこうと思っています。

今回は、これまた久しぶりのハリー・ポッターです。
「謎のプリンス」から一ヶ月経っていますが、話はよく覚えています。
今月末に兵庫県立美術館の「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展に行くので、それまでには「死の秘宝」も読み終えるつもりです。

感想

初めから色々とありすぎて、何を書けば良いのか迷います。
まず印象に残っているのは、ダドリーとの和解(?)です。
意表を突かれたこともあり、かなり胸が熱くなりました。
今までこんなことになる伏線ありましたっけ?
でも吸魂鬼からダドリーを救ったのは確か「謎のプリンス」なのでやっぱり突然かもしれません。
かなり不器用ではありますが、そうやって素直になれるのはすごいことだなぁと思います。

ダンブルドアの遺言については、ハーマイオニーに渡した『吟遊詩人ビードルの物語』を既に購入したので、先に読めば何かヒントになるかもしれないと思って、少し読みました。
しかしこの本はハーマイオニーが翻訳したことになっており、物語の核心に触れる恐れがあったので、やっぱり後で読むことにしました。

クリーチャーの件も、感動しました。
どうしても良いイメージを持つことができていなかったのですが、それは主人への純粋な敬愛ゆえでした。
これまではハリーやロンと同じように、ハーマイオニーの主張を半ば聞き流してしまっていましたが、その主張がやっと受け入れられました。
こんな風に、味方になった途端に肩を持つなんていやらしいなぁと自分でも思います。そんな自分と比べると、ダンブルドアやハーマイオニーの偉大さがよくわかります。
自分の立場とは無関係に様々なものを判断する視点も持出るようになりたいです。

マッドアイやヘドウィグのことは、とてもショックでした。
本当に、もういつ誰がいなくなってしまうかわからなくて読み進めるのが怖いです。
魔法の世界というファンタジーであるため、正直実感があまり湧いていなかったような気がしますが、これまで何人もの死を経験してきたハリー達の心に思いを馳せると押し潰されるような気持ちになります。
死と隣合わせの戦いの行方を見届けたいと思います。

おわりに

ハリー・ポッター本編が残り2冊で終わってしまうというのは、なんとなく現実感がありません。
ホームズの時のような終わってしまう寂しさというよりも、本当に終わるのだろうかと思ってしまう不思議な気持ちです。
しかし続きが気になるので早速読み進めようと思います。

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