読書感想文(190)伊坂幸太郎『ホワイトラビット』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は久々の伊坂幸太郎作品です。
だいぶ前に買ったまま積ん読になっていたのを、なんとなく読もうかなと思っただけなので特に選んだ理由はありません。強いて言えば、強いて読む理由が無かったから選んだ、とも言えるかもしれません。

感想

正直、最初はあまり面白いと感じませんでした。しかし、終盤で「やられたな〜〜」と思いました。
構成や特徴的な文章があまりしっくり来なかったのですが、それは過去の作品を大いに参考にした部分もあるようなので、そこに気を取られ過ぎていたなぁと思います。

ただまあ終盤になるまで少し退屈な感じはしたので、自分には合っていなかったのかなぁと思います。もう一度読み直してみると、気づかなかった伏線に気づいて面白いかもしれません。

他に何かあったかなぁと思って探してみると、民法の話がありました。
「法律上の因果関係」の話は、昔聞いたことがありました。法律関係の勉強は、面白そうだなぁと思いつつもなかなかできていないので、そのうちやろうと思っています。
書きながら「そのうち」というのは良くないなと思いました。どうしよう。けど今すぐにやる気は全くありません。うーん、やらないかもしれません。でもそれはそれで一つの選択ですね。

あとは『レ・ミゼラブル』を読みたくなりました。これは以前から気になっていましたが、とても長いのでなかなか手を出せていませんでした。これも「そのうち」じっくりと読んでみようとは思っています。

最後に、解説に不思議の国のアリスの事が出てきて、なるほど、アリスの世界観のような不思議なものとしてこの小説を捉えれば、読んでいる時のもやもや感も納得できるかもしれない、と思いました。そもそもおかしな小説であると思って読めばよかったのだな、と。
そういった読み方にはまだまだ慣れていないので、修行が必要だなと思います。

おわりに

最近なかなか読書をする時間が取れず、途切れ途切れになりながら読み進めました。
自分なりのペースで、読書を続けていきたいと思います。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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