読書感想文(312)岡本太郎『自分の中に毒を持て』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回でちょうど今年100冊目になります。
100冊目は毎年どれにしようか迷って選ぶのですが、今回は岡本太郎の本を選びました。
この本は昨年読んだ本の中でも特に感銘を受けた本で、あと残り約半分となった今年をしっかりと生きるために、気を引き締めようと思って手に取りました。

感想

やはり良かったです。
しかし、正直に言うと昨年初めて読んだ時ほどの感動はありませんでした。
これは、岡本太郎の考え方があまりにもしっくりくるので、「確かにそうだよなぁ」と思ったからだと思います。
実際、昨年この本をちょうど読んだ頃に、私は仕事を辞めることを決めて、転職を決意しました。
今年は去年より自由時間がかなり多いので、自分の生きたいように生きられています。
一方、その分、人生の緊張感が少し足りていないようにも感じています。昨年は仕事に追い詰められてなんとか自由を得ようと足掻いていましたが、今年は本当にのんびりと生きている気がします。
もっともっと、日々を本気で生きなければならない、と思います。

ぼくが危険な道を運命として選び、賭ける決意をはっきり自覚したのは二十五歳のときだった。

P16

実は私は今年で二十五歳になります。
今の生活はかなり自由で充実していますが、今のままだといずれお金が足りなくなるという現実もあります。
だからといって妥協をするつもりはありません。打開策を模索して、もがいて、足掻いて、懸命に生きるつもりでいます。岡本太郎と比べると自分の覚悟なんて無いようなものに思ってしまいますが、それがどうした!バカヤロー!という気持ちで、自分自身をはっきりと持って、生きていきたいです。

その他、幸福反対論や「己を殺せ!」という話については、以前のnoteに書いているので省略します。

おわりに

この本は何度も何度も読み返して、心に染み込ませたいと思っています。
実は、この本のことを何度も思い出すように、表紙をスマホの待ち受け画面にしています。
一度他人に見られて少し引かれたのですが、そんな事気にせず、笑いたければ勝手に笑ってろ!という気持ちで続けています。

ということで、今年はあと190日弱、ひとまず頑張って生きていこうと思います。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。


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