旅の記録(11)「高知」(2024/08/05〜08/09)


はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は旅の記録です。
高知は行きたい所が多い上に、場所がバラバラなので、車がないと厳しいかなぁと思っていました。
しかし、とりあえず行けるうちに行ける所は行っておこうと思い、高知駅から東を中心に観光しました。

一日目 移動

東北旅行から帰ってきた翌日、夜行バスで出発しました。
この日はかるたを四試合しましたが、体力的にはそんなにきつくありませんでした。
最近ランニングをしていた成果かもしれません。

二日目 にこ淵と高知駅周辺


高知駅に到着、三人の有名人がお出迎え
左から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎
そういえば坂本龍馬と中岡慎太郎は
京都で暗殺されたので、記念碑などが
残っているかもしれません
そのうち探してみようと思いました
周辺を散歩
やなせたかしの出身地なので、
アンパンマンの石像がありました
はりまや橋
日本三大がっかり名所と言われているらしい
でかでかと「土佐日記」とあったので
バスで高知駅乗車、程野入口で下車
ここからが大変でした
下り坂及び上り坂で虫に追いかけ回され、
朝からへとへとになりました
単に虫が多いというより、
数匹の虫がずっと追いかけてきました
めちゃめちゃ怖かったです
これがシンボルエンカウントか〜
途中、日向にしばらく留まると
虫が去っていくことを発見しました
虫もこの猛暑には耐えられないらしい
一息ついて鞄から飲み物を出そうとすると
蜂っぽい虫がリュックに止まっています
リュックも服装も黒だったから
追いかけ回されたんでしょうか?
とにかく酷い目に遭いました
去年の草枕の道もかなり厳しかったけど
ようやく辿り着いた「にこ淵」
ネットで調べて出てくる写真は
もっと明るい水色で透き通っていますが、
そこまでではありませんでした
どうやら、もう少しあとの季節の方が
透き通っているらしいです
それでもかなり綺麗でした
別の角度から
手前の辺りで透明度がわかります
反対側はこんな感じ
この後、復路でまた虫に追いかけられましたが、今度は覚悟が決まっていた分マシでした
まあ、元ハンター(カリピスト)なので
高知駅に戻り、ひろめ市場の「明神丸」で
鰹の藁焼き定食1700円
美味しかったけど、大阪で食べた時の方が
藁焼き感があって感動は大きかったです
龍馬の生まれたまち記念館へ
ネーミングセンスがちょっとおもろい
日本を今一度せんたくいたし申し候
↑わかるw
お、すげ〜と思いながら入ると、
3.5面が真っ青でした笑
せっかく設備が良いのに勿体ない……
ただ内容もあまり興味を惹かれませんでした
全体的に展示のセンスが合わないなぁ
と思いました
続いて高知城へ
現存天守12城の一つで、中でも高知城は
唯一本丸が丸々残っているそうです
藩主山内家の家紋
三菱創業者・岩崎弥太郎も土佐藩出身で、
三菱のロゴは山内家と岩崎家の家紋を
合わせてできたものらしいです
高知城の最上階からの眺め
高知の印象は、街はそれなりに広いけど
高い建物が全然無い、です
別の方向
こっちはちょっとビルがありますが、
それでもそんなに高くも多くもありません
石垣を見て、「あ、野面積みだ〜」などと
思えるようになりました
さらに高知城は隙間に小さな石が
詰められています
これによって排水機能が上がり、
雨に強い設計になっているそうです
高知は台風が多いらしく、
漆喰も雨風に強いものを使っているそうです
というか、キメが細かくて厚塗りできるから
丈夫なのだそうです
あとは天守の鯱が暴風雨で三回落ちたとか、
台風エピソードが色々あります笑
そういえば、『土佐日記』でも天気が悪くて
なかなか先に進めないと書かれていたなぁ
と、思わぬ所で繋がりました
初代藩主山内一豊の妻
色んな所で夫を手助けした、
山内一豊の出世の立役者らしい
板垣退助もそういえば土佐出身でした
板垣死すとも自由は死せず
高知城歴史博物館
城内はお城そのものについての解説で、
こちらでは歴史が解説されていました
山内一豊の書
一文字だけ「神」
ちょっと面白かったです
月琴というそうです、初めて見ました
龍馬の妻・お龍も好んで弾いたそうです
蝶形兜
蝶は不死のシンボルらしい
「竜とそばかすの姫」の聖地らしいです
一応、写真を撮りました
汎用性が高そうで高くない画像
高知駅から電車に乗り、
この駅で乗り換えて安芸駅で降り、
宿に着きました

三日目 奈半利・室戸

元々早起きするつもりでしたが、気分が乗らなかったので二度寝。
ランニングする予定だったところをバスに変えれば間に合うことは確認済みだったので、久々に寝起きでグダグダしました。
これが許されるのは一人旅の良いところですね。

かなり汚れていて見にくいですが、
土佐日記関連記事の石碑です
土佐日記にはここ奈半利の地名が出てきます
あんまり面白いところではないですが笑
一応、国文学科出身として
奈半利からバスで移動
海の反対側はこんな感じ
なんとなく、淡路島を思い出しました
料亭花月のキンメ丼
海鮮丼は熱々のご飯が刺身を温くしてしまうのがあまり好きではないのですが、
こちらはご飯が熱すぎないおかげで
刺身がちゃんと美味しかったです
あとメニューに「ながれこ」という
見たことがない貝があったので、
煮付けを頼んでみました
鮑に近い貝で、とても美味しかったです
ついでに馬路村のゆずチューハイも
頼んでしまいました
ちなみに醸造元は伏見でした
さらにバスに乗って、むろと廃校水族館へ
2006年に廃校となった建物を水族館に
作り替えた施設です
入口でいきなり跳び箱が活用されていました
「緊ぎょ以外使用禁止」
ウツボ
エサを求めて群がる魚
エイが近い
ハチワレの赤ちゃん!?
プールにはウミガメ
アカシュモクザメ
海岸
海を眺めながらランニング
海岸
海岸
ここでオカリナを吹きたかった
室戸世界ジオパークセンター
ウバメガシというめちゃ硬い木があり、
土佐備長炭に使われるそうです
硬すぎて鉄じゃ切れないから
ダイヤモンドカッターが必要とのこと
硬くて高い音が鳴るので、
木琴ならぬ炭琴もあるらしい
この地域では、山を買うなら黒い山を買え
と言われるらしく、それはウバメガシが
遠くから見ると黒っぽいからとのこと
ウバメガシがあれば儲かるので
馬路村ゆずサイダーで休憩
外に出たらトノサマバッタらしきバッタ
5キロほど海岸沿いを走って、空海像
空海が室戸で悟りを開いたと『三教指帰』
に書かれているらしいです
ビシャゴ岩
ジオパークのHPによると、
「マグマが地層に貫入して固まったとされる岩。水平に貫入したものがその後の地殻変動により、ほぼ垂直に回転したもの。山側から海側に向かって順番に細かい粒~粗い粒とマグマが冷やされるのにかかった時間の長さによって模様が移り変る。この岩には「おさご」という絶世の美女にまつわる伝説もある。」とのこと
御厨人窟
ここで空海が悟りを開いたらしい
中は結構浅かったです
室戸岬のなんかかっちょいい岩
こわな感じ
歓鯨された
室戸では捕鯨が盛んだったらしい
室戸岬展望台は恋人の聖地らしい
一人で海を眺めながら、
室戸の海洋深層水で水分補給
室戸岬は日本八景らしい
日本八景とは何ぞやと調べると、
割と最近設定されたものらしく、
それぞれに有名作家が紀行文を書いたらしい
室戸岬は田山花袋が書いたらしい
そのうち読んでみたい
坂本龍馬と一緒に暗殺された中岡慎太郎の像
風見鯨
重そうだけど、風速5〜6メートルで
ちゃんと向きが変わるらしい
安芸駅に戻って、安岡食堂で唐揚げ定食
鰹のタタキもサービスしていただきました
雑談しながらテレビを見て、
かなり長居してしまいました

四日目 馬路村

バスで馬路村に到着!
実は今回の旅の大本命でした
というのも、私は中高生の頃に有川浩さんの
作品を沢山読んだのですが、『植物図鑑』や『ゆず、香る』で馬路村の柚子が
登場したからです
バスを降りるとのどかな景観
車は意外とちょくちょく走っていました
こんな感じ
こんな感じ
川の水が綺麗
オカリナを持ってきていれば……
民家はこんな感じ
空き家っぽい家もあります
こんな感じ
ということで、「ゆずの森」という工場へ
木を基調とした素敵な内観
「ごっくん馬路村」という
馬路村の特産ゆずジュースが作られています
見学は無料なのに、
一本いただくことができました
早速飲んでみると、
柚子と蜂蜜の優しい味でした
これはお土産に買って帰ろうと思います
昼食は馬路温泉のレストランで
イタドリがあったので注文
これも『植物図鑑』でありました
ごま油で和えていました
ビールのアテにもちょうど良かったです
アメゴの稚魚の照り焼き
これも美味しかったです
アメゴと照り焼きソースとキャベツとトマト
全てが上手く合っていました
メインディッシュは
アメゴの柚子酢ダレ丼
これまた美味しかったです
アメゴは徳島で塩焼きを食べた時に、
わざわざ食べるほどじゃないな〜と
思ったのですが、
今回は食べて大正解でした!
というか、自分は魚の塩焼きが
そんなに好みではないのかもしれません

この後、馬路温泉に入りました。
しかし当然、温泉なので写真は撮れません。外観は撮り忘れました笑
ほぼ貸切状態だったので、ゆったりと過ごしました。
最後にお土産を買って、バスで安芸駅へ戻りました。
このバスでは爆睡しました。
ちょうど宮崎で地震があり、高知も揺れたようですが、全く気づきませんでした。
安芸駅から高知駅に向かう頃、ちょうど津波警報などが出て、電車が高知駅以降運休になってしまいました。
タクシーで諭吉課金するか、高知駅発のバスを取り直すか(取ろうとしたら満席になった)、など色々考えているうちに電車が動き出してなんとかバス停の最寄りに辿り着く事ができました。

バスの時間までガストでご飯を食べながら
時間を潰しました
そういえばガストはネコちゃんが
運んでくれるんでした、初めて見ました
エビとアボカドのサラダ
500円
ゴーゴーカレーとのコラボ
特盛が無料だった

五日目

夜行バスで帰還。
しかし、家の鍵を失くしたことが判明。
管理会社に電話したりで色々と大変でした。

出来事まとめ

一日目
・移動
二日目
・アンパンマンの像(やなせたかしの出身地)
・はりまや橋
・にこ淵(シンボルエンカウント)
・鰹の藁焼き(明神丸)
・龍馬の生まれたまち記念館
・高知城(山内一豊)
・高知城歴史博物館(月琴、蝶形兜)
・ごめん
三日目
・奈半利(『土佐日記』)
・キンメ丼、ながれこ(料亭花月)
・むろと廃校水族館
・室戸世界ジオパークセンター(ウバメガシ)
・ビシャゴ岩
・御厨人窟(空海が悟りを開いた)
・室戸岬(田山花袋、海洋深層水、風見鯨)
四日目
・馬路村(ごっくん馬路村)
・馬路温泉
・イタドリ、アメゴの稚魚
五日目
・家の鍵紛失

旅費まとめ

いつも通りの旅費まとめ。
今回は実質3日間で約6万円なので、1日平均約2万円。
ちょっと高めだけど許容範囲といったところ。
交通費がかなり高かったので仕方ない部分もありますが、減らすとしたら食費をもう少し抑えられたかなと思います。
宿もいつもよりは高めでした。

合計59481円
〈交通費〉28950
一日目7400
夜行バス7400
二日目4910
高知駅にこ淵バス往復3660
高知駅→安芸駅1250
三日目3840
安芸駅→奈半利560
奈半利→室戸1020
室戸→むろと廃校水族館490
室戸岬→安芸駅
四日目4500
安芸駅前→馬路1250
馬路→安芸駅前1250
安芸駅→多ノ郷2000
五日目8300
夜行バス8300

〈宿泊費〉9800
二日目4900
三日目4900


〈食費〉13001
一日目130
飲み物130
二日目2790
飲み物380
鰹の藁焼き定食(明神丸)1700
駅前のパン屋さん629
カロリメイト181
三日目4740
カロリーメイト181
アクエリ179
料亭花月のキンメ丼・ながれこの煮付け・ゆずチューハイ3700
ゆずサイダー350
室戸海洋深層水150
コカコーラ180
四日目5341
カロリーメイト181
アクエリ179
アメゴ稚魚の照り焼き・イタドリ・アメゴ柚子酢ダレ丼・生ビール2710
カロリーメイト181
ガスト2090
五日目0

〈入館料等〉3600
一日目0
二日目1200
坂本龍馬生まれた町記念館300
高知城+高知城歴史博物館900
三日目
むろと廃校水族館600
四日目
馬路温泉600
五日目

〈お土産代〉4130
ゆずポン酢とゆずジュース1750
四万十のえびせんべい2380

おわりに

高知は東西に長いので、今回は西側にほとんど行けていません。
四万十などは有川浩『空の中』の聖地でもあるので、いずれ訪れたいです。
とりあえず『ゆず、香る』の聖地たる馬路村を訪れることができたので満足です。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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