読書感想文(263)恩田陸『薔薇のなかの蛇』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は理瀬シリーズの最新作です。
ようやく全部読み切ることができました。
ただ、またいつか続きが出そうな気はします。

感想

面白かったですが、今回も推理は全く歯が立ちませんでした。
このシリーズは世界観というか、登場人物達の世界が自分の世界とかけ離れているので、言ってしまえば何でもありのような気がします。
理瀬シリーズは、シリーズと言いつつも話がそれほど繋がっていないようにも見えます。しかし、この独特なストーリーが成り立っているのは、理瀬シリーズならではなのかもしれません。
正直、よく読めていない部分も多くあると思うので、また文庫化した時などに読み返したいと思います。

そういえば、今回は読んでいる途中、それほど『三月は深き紅の淵を』を感じませんでした。私が鈍感だったのか、それとも、もはや『三月』とは独立しているのか。
その辺りも再読の際に注意してみたいと思います。

おわりに

短くて内容が無いに等しい感想文になってしまいました。
面白くなかったわけではないのですが、うーん、感想が難しいというのが正直な所です。
ミステリマニアにとっては、読み応えのあるミステリーとなるのでしょうか。
私は歯が立たなかったので、すんなりと読み終えてしまいました。
駆り立てられるように、先をグイグイ読み進めてしまう吸引力は相変わらずでした。
恩田陸さんの小説は他にも読みたい作品があるので、そちらも楽しみです。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?