読書感想文(350)アガサ・クリスティ『スタイルズ莊の怪事件』(矢沢聖子訳)
はじめに
こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。
今回はミステリの女王、アガサ・クリスティのデビュー作、ポアロシリーズの第一巻です。
感想
面白かったです。
序盤は名前がなかなか頭に入らずに苦労しましたが、終盤はシンプルに面白かったです。
古さはそれほど感じられず、とても読みやすかったです。
トリックも上手くて良かったです。
ポアロはとても独特なキャラクターで、無邪気なおじさん、といったイメージです。
最近の本では美男美女が主人公になることが多い気がしますが、何故クリスティがこんなおじさんを主人公にしようと思ったのか、不思議です。
ポアロとヘイスティングスの関係はホームズとワトソンに似ていますが、ホームズとワトソンほどの友情は今のところ感じられません。
これから二人の仲がより親密になるのか、それともこの距離感を保ったままなのか、気になります。
おわりに
ポアロシリーズは30冊以上あるので読破するか迷っていましたが、今回面白かったのでやっぱり少しずつ読み進めていこうと思います。
第三巻の『アクロイド殺し』や第十五巻の『ナイルに死す』が有名なので早く読みたいですが、とりあえず順番に『ゴルフ場殺人事件』を読もうと思います。
ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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