旅の記録(7)「徳島」(2024/06/19〜06/21)


はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は旅の記録です。
徳島に行ってきました。
6/19〜21の三日間ですが、初日は移動しただけなので実質二日間です。

一日目 移動

14時過ぎに仕事を終えて、電車とバスでそのまま徳島へ。
ゲストハウスに泊まりました。
同じ部屋にはアメリカ人の旅行者がいました。一応日本語で会話ができたので、少し話しました。ロサンゼル在住の大学院生で、夏休みだから来たとのこと。田舎を巡るのが好きだそうです。
ただ、正直会話はあまり盛り上がりませんでした。
今までゲストハウスに泊まって他の人と会話が発生したことはありませんでした。こういう時ってどういう話をすれば良いんでしょうか。今後の課題です。

二日目 祖谷

まずはバスでかずら橋へ。
かずら橋はシラクチカズラ(サルナシ)という植物を使った橋で、都落ちした平家が追手が来た時に切り落とせるようにして作ったという説もあるのだとか。
平家が落ち延びたのは本当らしく、この辺りの歴史はちゃんと調べたら面白いかもしれないなと思いました。
堀川内記とか、蜂須賀家が阿波に来た時に起こった祖谷の反乱とか。

バスを降りるとこんな感じ
山奥の中に自然と溶け込むコンクリの建物
多分もうやってない宝物館
なんか良い感じの道
遠くから見たかずら橋
近くから見たかずら橋
割とすぐに渡り終えました
そこそこ揺れるのと、下の隙間が大きいので
そういうの苦手な人は怖いかも
かずら橋からの眺め
良い感じ
なんかRPGにありそうな石の階段
ゲームの世界を体感
川がきれい
そしてここでオカリナを吹きたくなった
持ってくれば良かった!!
川がきれい
琵琶の滝
かなり良い感じ
確か高さは40メートルくらい
アメゴの塩焼き
この前栃木に行った時、華厳の滝の辺りで
食べるか迷って食べなかったので
今度は食べてみた
美味しかったけど、んー、一人旅で
わざわざ食べなくてもいいかも?と思った


続いて、バスで祖谷温泉へ!
いわゆる秘湯というやつで、祖谷温泉は日本三大秘湯とも言われているのだとか。
大自然の中で温泉に入るのは初めてだったのですが、めちゃめちゃ良かったです!
温泉巡りにハマりそうだけど、多分人がいなかったのが大きいので、こういう人里離れた秘湯巡りをしたいかも?
入ってから一時間くらい貸切でゆっくりしていると、二人組の方が来られたので少しお話をしました。そのうち一人は温泉巡りが趣味だそうです。
定年後は結構旅行しているらしく、オススメの場所などを聞きました。別府温泉、霧島温泉の他、韓国のプサンや、タイのアユタヤの辺りのお話も聞けました。霧島温泉はとにかくスケールがでかくてすごいらしいので、特に行ってみたいです。

この辺りにはいくつか温泉がありましたが、
今回は和の宿祖谷温泉に行きました
こういうのを一人でもやっちゃう
この下の所が温泉です、すごくないですか
目の前に流れる川と緑が生い茂る山を
見ながら温泉に浸かる、最高でした
ケーブルカーで川まで下りるのですが、
このケーブルカーで流れていた音楽が
ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女で、
これまた最高でした
更衣室以降は撮影禁止でした
この右に写っているのが湯船
奥に見える綺麗な青緑の川を見ながら
温泉に浸かりました
この近くにある天空の小便小僧
この小便があの綺麗な青緑の川となります


せっかくなので大ボケの辺りを散策
歩くと危ないので、走りました
という小ボケをやりました、一人で
ちなみに小歩危という地名もありました

大歩危駅から電車で3時間かけて徳島駅へ行きました。
宿のチェックインを済ませてから、ギリギリまで徳島を謳歌しました。

徳島駅前の風景
思っていたより発展していた、
とか言ったら失礼か
でも人が少なくて静かだったのが
めちゃめちゃ好みでした
最終的に徳島に住むのもアリだなと
思いました
阿波おどり会館からロープウェイで
眉山を登りました
そのロープウェイからの夜景
上りのロープウェイ内でかかっている
曲が結構好みでしたが、もう忘れました
調べたら出てくるかな……
山頂からの夜景
カップルに負けずに夜景を楽しみました
眉山は『万葉集』にも詠まれているとのこと
全然知りませんでした
色んな所に行けば『万葉集』を読んだときに
知っている地名が出てきて楽しくなるかも
パゴダ
なぜこんなところに?と思っていると、
ビルマの戦死者を悼んで
徳島県ビルマ会が建てたのだとか
いや、徳島県ビルマ会が何者か知りませんが
でもこの後ろでカップルが
いちゃついていました、けしからん
なんか良い感じの東方のポスター
キャラ的に結構前のポスターかなと
思っていたら、下に2010とありました
早苗さんが二人と並んでいるってことは
星蓮船直後でしょうか?
一日の締めにラーメン
「堂の浦」で鯛塩ラーメンをいただきました
友人のオススメだけあって、
めちゃめちゃ美味しかったです
次に徳島に来た時も行こうと思います

この後、宿に戻って寝ました。
そういえば、帰り道に阿波踊りの練習っぽいものをしている人たちがいました。
それを見て、眉山山頂で色んな所から聞こえてきた太鼓の音はこれだったのかと納得しました。
楽しそうにやっていて、なんかいいな〜と思いました。

二日目 渦潮と大塚国際美術館

徳島駅からバスで大塚国際美術館へ。
広いと聞いていたのですが、想像以上に時間がかかりました。満足に一周することもできなかったので、既にもう一回行きたい、いやあと五回は行きたいです。

まず入館後すぐに始まったガイドを聴きました。システィーナ礼拝堂に描かれたミケランジェロの絵がメインです。
色々と面白いネタが沢山ありました。
旧約聖書の創世記を描いていたので、やっぱり聖書は読まないとなぁと思いました。

こんなやつ
天井に描いたのすごすぎ
見上げてるだけで首が痛くなるのに

その後、一度外に出てうずしお観潮船へ。事前に予約して、ちょっとお高い方に乗りました。これに乗ると、水中から渦潮を観れるとのこと。
しかし、正直水中からの渦潮はあまり見応えがありませんでした。窓が小さいのもありますが、小さな糸くずのようなものが一瞬見えるくらいでした。
でも、水中からの観測ができてよかったです。なぜなら、走行中の窓がすごく綺麗だったからです。

海の緑と艦内のブルーライトが合わさって
とても綺麗な絵になっていました
この綺麗な色の組み合わせが
こんな感じで乱れます
素晴らしいアートでした
船上からは渦潮がばっちり見えました
でも多分、これを観た時の感動は
昔の人の方が大きかったんだろうなぁ
現代は刺激の強いものが多すぎる
こういう水の渦も科学技術を使えば
起こせてしまうし、急流滑り系の
アトラクションの水の流れも凄まじい
渦潮を観た後、大塚国際美術館まで
約1.4㌔を走りました。
そこそこ速いペースで走ってみましたが、
㌔4分には届きませんでした。
旅行中もトレーニングしつつ、
時間を節約します。
美術館に着いたのが12時前だったので、
館内レストランへ
阿波尾鶏をプロヴァンス風に
ハーブチキンにしたものだとか
プロヴァンスは勿論ゴッホ由来です。
チキンも美味しかったですが、
鳴門金時芋のポタージュが
特に美味しかったです。
尚、鯛のお刺身とか鯛飯と迷いましたが、
チキンは1日50食限定だったので、
今日はチキンを食べることにしました。
どうせまた来るので、次回は鯛を食べたい

昼食後、ガイドを二回聴きました。
ガイドは一日に何度もありますが、
三種類あったので、とりあえず全部聴きました。
被っているものもありましたが、こういうのは何度も聞くと記憶に残りやすいので有難かったです。特にシスティーナ礼拝堂については三回聞いたので結構詳しくなりました笑

大塚国際美術館の特に良いなと思った所は、次の三つです。

まず一つ目は、古代から現代まで幅広い作品があることです。私は普段印象派前後や現代アートの展覧会に行くことが多いので、全然知らない美術がたくさんあったのが新鮮でした。特に古代の壁画などは全く知らない用語が沢山出てきて、今後勉強のしがいがありそうだなと思いました。
この点について、大塚国際美術館のガイドを自分でできるようにすれば、結構美術史の知識がつくのではないかと思いました。幸い、キャプションは充実していたので、時間さえかければ全部についてガイドができそうです。時間さえかければ。丸一日籠もれば200作品くらいはじっくり観られるかな?と思ったので、全てをじっくり観るには丸五日間必要です。先に「あと五回は行きたい」と書いたのは冗談ではなく、計算に基づいた本音です。ただ、次に行った時には丸一日かけて写真を撮りまくろうかなと思いつきました。そしてキャプションと絵画の写真を元に家で満足がいくまで調べてノートにまとめ、それから改めて美術館を訪れる。こうすれば、効率良くインプットとアウトプットを楽しめるように思います。写真を撮る時は予備知識が無いので、直感で「いいな」と思える絵を見つけておくようにもしたいです。今回はそんなことを考える余裕すらありませんでした。

二つ目の良かった点はキャプションが充実していたことです。ほぼ全ての作品に説明文がありました。これは勉強したい人間にとってはものすごーーく有難いです。

三つ目の良かった点は、陶板ならではの良さが沢山あったことです。
例えば次のような作品たち。

モネの大睡蓮
オランジュリー美術館の展示形式をそのままに、屋外に展示されています
モネは「この作品もできるなら戸外に展示したい」と言ったそうですが、
当然現物絵画ではできません。
しかし、劣化に強い陶板ならできる!ということで屋外展示にしているそうです
これが陶板ならではの良さです
しかも、この外側には実際に睡蓮が
咲いています。
内側に池と睡蓮がある方が見栄えが良いのではと思いましたが、元の展示方法を尊重しているのでしょうか。
こちらはダ・ヴィンチの最後の晩餐
下と比べて暗いのは修復前だからです
こちらが修復後です。
この二枚が一つの部屋の向かい同士に
あるので、真ん中から見比べられます。
これも現物では絶対にできません。

他にもゴッホのひまわりが7つ揃っているのも良かったです。写真は撮り忘れました。
ゴッホのひまわりは日本にあった一つが第二次世界大戦で燃えてしまったので、二度と現物で7つ揃えることができません。それが陶板によって7つ並んでいるのは感動的です。しかも全て陶板なので、ちゃんと見た目も揃っている。
すごいです。

その他に印象に残ったものを列挙します。

古代の壁画
逆さでこの表情である
これも古代だったかな?
左右の絵の上部に首があるのが気になる
奥にはゾーラ族がいます
火焔土器を触れました!
陶器の強みが紹介されているのも
とてもいいなと思いました!
ピサの斜塔ってこんな昔にできてたんだ……
タイトルが〈春のフレスコ〉
最近、近所にサンディができたので、
フレスコに行く機会が減りました
飛び込む男
飛び込んでいます
ガイドさん曰く、現存最古の最後の晩餐
おさかなが大きい
ボッティチェリの受胎告知と
ダ・ヴィンチの受胎告知
同じテーマを見比べられるのも楽しかった
もっと聖書について勉強してから
他の場面も見比べてみたい
教科書に載ってるやつ
真ん中左がプラトン、右がアリストテレス
見た瞬間「???」となったが
髭が生えている女性とのこと
実在したそうです
直観でいいな!!と思ったやつ
キャプションを撮り忘れたため詳細不明
めっちゃ煽ってるように見えたけど、
歌っているだけでした
ドガの絵です

という感じで、時間に追われながらめいいっぱい楽しんだ後、バスで家に帰りました。

お土産

今回、ちょっと買い過ぎた気もするけど、まあいいか、と思っています。
後悔はしていません。

藍染のがま口
ずっと小銭用のがま口が欲しかったけど、
ピンとくるものがなくて買っていなかった
今回、ピンときたのでやっと購入できた
水の流れっぽいデザインが気に入った
裏はもう少し流れが激しく、
滝のようなデザイン
配布用のお土産はこちら
おいしかったです

あと大塚国際美術館で図録等を二冊買いました。

旅費まとめ

今後の参考にする為に旅費をまとめておきます。大体1.5万円×日数くらいになると良いのですが、今回は1日辺り2万円になってしまいました。
バスや電車で長距離移動したことと、入館料等やお土産代が高いことが大きいです。
その分、宿泊代は抑えられました。

合計40937円
〈宿泊費〉計4457円
・一日目2000
・二日目2457

〈交通費〉計13210円
・一日目
神戸→阿波池田4300

・二日目4890
阿波池田→かずら橋1290
かずら橋→祖谷温泉570
祖谷温泉→大歩危駅720
大歩危駅→徳島駅2310

・三日目4020
徳島駅→大塚国際美術館720
大塚国際美術館→大阪駅3300

〈食費〉計5154円
・一日目662
カロリーメイト181×2=362
お菓子200
水100

・二日目2611
カロリーメイト181
アメゴの塩焼き600
堂の浦ラーメン唐揚げビール1700
水130

・三日目1881
阿波尾鶏のプロヴァンス風ハーブチキン1600
カロリーメイト181
水100

〈入館料等〉計9240円
・一日目ナシ

・二日目3680
かずら橋550
祖谷温泉2100
眉山ロープウェイ1030

・三日目5560
大塚国際美術館3160
うずしお観潮船2400

〈お土産代〉計8876円
藍染がま口1700
お菓子4536
大塚国際美術館図録等2640

おわりに

楽しかったです。
また大塚国際美術館に行きたいのと、阿波踊りも見に行きたいので、もしかしたらこの夏にもう一度訪れるかもしれません。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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