読書感想文(283)川上和人『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回はオススメされた本を読みました。
タイトルから既に作者のユーモアが感じられるエッセイ集です。

感想

面白かったです。
ただ、ユーモアに溢れすぎていてちょっと多すぎ、と思ったのが本音です笑
何か具体例を挙げる時には必ずネタを一つ以上入れてくるのですが、自分の知らないネタだとそれがネタかどうかの判断に迷い、少しストレスになりました。
幸い、文学寄りのネタも豊富だったのである程度は楽しめましたが、ちょっと大袈裟な表現が多いなぁと感じました。

ただ、研究をとても楽しんでいるんだなぁということは伝わってきてよかったです。
めっちゃ鳥のこと好きじゃん、と思いました。
私は知らないことだらけだったので全然覚えきれていないことが多いですが、毎年北極圏で繁殖して南極圏で越冬するキョクアジサシ、小笠原諸島は海洋島なので哺乳類がほとんどいないこと、カササギの学名は「ピカ・ピカ」或いは「ピカ・ピカ・ピカ」、ウグイスの基亜種は小笠原諸島に生息するもので原因は鎖国、クラゲは5億年前の化石もあり現在とほぼ形が同じことなどが印象に残りました。というか、面白いなと思ったことをメモしたのを今見て書きましたが。

おわりに

先日、毒展の前に毒に関する本を読んで大正解だったなぁと思いましたが、今のところ鳥に関する博物館に行く予定はありません。
ただ、今後もし機会があったら、この本で読んだことが活かされるだろうなと思います。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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