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もしもタカラトミーがカップ焼きそばの作り方を書いたら(後編)~偏屈サブカルバンドマンの後悔日誌⑪~

おはようございます。久しぶりにいったラーメン屋さんが値上がりしてて「時代...」って思いました。あらいです。

今日は宇宙で一番雑に「軽減税率」を取り扱った前回に引き続き、その仕組みやメリットデメリットには一切触れないおちゃらけ回です。

おさらいももちろんいたしますが、詳しく見たい方は是非前回の記事も読んでいただけると幸いです~

おさらいと細かな共通点

ぼくが軽減税率についてのQ&Aとカードゲームの裁定に関する文章に共通点を感じた理由は大きく分けて二つだとお話ししました。

①どちらも意思決定とタイミングに焦点を当てた話であること

②どちらも用語の定義に厳密であること

さらに今日追加しておきたいのが細かい文体の共通点です。

改めてキーワードを強調しながら文章を見てみましょう。

軽減税率の適用対象とならない「食事の提供」とは、飲食店営業等を営む者が飲食設備のある場所において飲食料品を飲食させる役務の提供をいいますが、いわゆる「テイクアウト」など、「飲食料品を、持ち帰りのための容器に入れ、又は包装を施して行う譲渡」(以下「持ち帰り」といいます。)は、これに含まないものとされています(改正法附則 34①一イ)。
事業者が行う飲食料品の提供が、「食事の提供」に該当するのか、又は「持ち帰り」に該当するのかは、その飲食料品の提供を行った時において、例えば、その飲食料品について、その場で飲食するのか又は持ち帰るのかを相手方に意思確認するなどの方法により判定していただくことになります(軽減通達 11) 。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/qa/03-05.pdf


はい、使えます。無月の門は、魔導具をバトルゾーンに出した時点で手札か墓地にあると発動し、使用宣言をすることが可能です。その解決にバトルゾーンと墓地から必要な枚数の魔導具を集めて使うことになるので、宣言時に魔導具がそろっている必要はありません。ただし、解決時に必要な枚数の魔導具がなければ失敗し、無月の門を使ったことにはなりません
https://dm.takaratomy.co.jp/library/rule/qa/dmrp04m-0001/
はい、通常の「無月の門」タイミングが異なり、自分の魔導具をバトルゾーンに出した時ではなく、各ターンの終わりにバトルゾーンまたは墓地に魔導具が合計6つあれば自動的に発動します。また、バトルゾーンと墓地から選ぶ魔導具の数にいくつずつという指定がないので、例えば墓地から6枚選んで使うことが可能です。

https://dm.takaratomy.co.jp/library/rule/qa/dmrp06-0001/

すでに前回述べたようなキーワードの他に「」でくくられた専門用語(=定義を明確にする必要のあるキーワード)があるというところも強調してみました。

また、「判定していただく」「可能です」という風にそのコミュニケーション内での可能性や選択肢を示唆する語尾が使われているところも特徴です。

では、これらを踏まえて「もしも文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」のパロディ、「もしも各省庁とタカラトミーがカップ焼きそばの作り方を書いたら」をどうぞ。

もしも各省庁とタカラト(以下略)

カップ焼きそばの作り方

①購入者が カップ焼きそばの作成宣言をしたとき、任意の場所からパッケージのビニールを剥がし蓋を開けることができます。その後取り出す「湯切り後に使用する小袋」(以下、小袋)については、その内容物が粉末か液体かの区別にかかわらず、作成宣言をした時点で外に取り出すことができます。


② 唯一固体の内容物である「具材等かやくに相当する小袋」(以下、かやく)については、必ずお湯を入れる前に容器内に入れます。

これを忘れてしまった場合には、「おいしい作成手順」からは外れることになり、これを守らずに作成したカップ焼きそばの味については提供者は一切の責任を負う義務はありません。また、かやくを開けるときには、麺の下か上か任意の場所に開けることを宣言できますが、下に開けることによって蓋にかやくがつかないことを説明することを推奨します。


③ お湯を注いで3分後に容器をしっかり持ち、「ゆっくり傾け」ながら「湯出口」よりお湯を廃棄します。お湯を捨てる際の容器の傾け方に関してはすでに発行されている「湯出口からのお湯の捨て方に関するガイドライン2018」を参照してください。


④ 湯切りのすんだ後、「小袋」をすべて容器に入れ、よく混ぜます。また、ここですべての「小袋」を入れるとき、一部の「小袋」を不使用とすることを宣言できますが、その場合決算時に「不使用小袋の始末書」を提出が必要になります。書き方については本書の「不使用小袋の始末書作成の手引き(P103)」を参照してください。

Q.わかめスープ等を粉末にしたものを製品内に入れて商品を提供していますが、そのような粉末については「湯切り後に使用する小袋」に当たりますか?また、それらを未使用でカップ焼きそばを食べ終えた場合、「不使用小袋の始末書」を作成する必要がありますか?

A.「湯切り後に使用する小袋」は「湯切りを終えた後、内容物を容器内部に入れて使用するもの」であるため、わかめスープなど別容器に入れるものについては「湯切り後に使用する小袋」には当たりません。また、それらを不使用で食べ終えたとしても「不使用小袋の始末書」を作成する必要はありません。ですが、それらのスープ用粉末を容器内に入れて調理を行った場合については、別途「使用用途と異なる小袋の使用」に当たるので、「記載の使用用途と異なる小袋の使用について(P234)」を参照の上、適切な措置を行ってください。


こんな感じでいかがでしょうか。勝手に想像でQ&Aなんかも作っちゃいました。「不使用小袋の始末書」が手前味噌ながらパワーワードだなと思います。

以上2日間に渡って最高に意味のないじわじわくるだけの文章にお付き合いくださった皆様、ありがとうございます。大好きです。

好評なら文体ものまねのコーナーを作ろうかなんて考えてます。実際どうなるのかわかりませんが笑

さて、あさっては久しぶりに新潟でのライブが決まっております。近隣の皆様、楽しい夜にしますので是非。

チケットご予約やライブ予定とは公式HPから

ではまた。



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