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さすが「天気の小出」さん~日比谷ノンフィクションⅧに行ってきました②~

おはようございます。ラスクの食品サンプルの砂糖の粒が落ちていて、そのリアリティいるかなぁ...ってなりました。あらいです。

今日はようやく日比谷ノンフィクションⅧ本編のライブレポートです。僕と日比谷ノンフィクションのなれそめを語った前回を読んでいただくとより楽しめる(かも)ですので是非。

いざ、日比谷

日比谷公園はとってもマイナスイオン~という感じの雰囲気で、ちょっと夏の余韻もあり、でも風の感じは秋、みたいな「いまは僕の目を見て」日和。ひいては「Grape」日和。もとい、BaseBallBear日和。

奥に進んでいくと、あれ、まだ開場前だよね?!?整列まだよね!?って感じの物販列。

新EPが会場限定販売なのもあって、チケットを持っていない方も物販に駆けつけた結果かと思われますが、とにかくすごい列。

そんなこんなで入場すると、まずはバズリズムからのお花があって、も~仲良しなんだから~とおばちゃんみたいなテンションで見守り、いざ音楽堂と対峙。

ともうすでに高まってきてしまいました。

日比谷野外音楽堂でライブを見ること自体はしたことがあるのですが、日比谷ノンフィクションといえばステージ後方のロゴの幕を見たらもう

あれが後半のブロックでざーーって落ちるんや…一番盛り上がるとこできっとおちるんや…

といてもたってもいられないのです。

ずっとそわそわ待っていると、ついに18:00。

本編スタート!

XTC「making Plans for Nigel」とともにメンバーが登場。低身長なのと(やかましいわ)、立ち見だったこともあり、メンバーをはっきりとは捉えられませんでしたが、とにかく掘くんが躍動していたのはわかりました笑。

各々準備をして、いつものメンバー3人のミーティングみたいなモノが行われ(あれいっつも何話してるんでしょう。気になりますよね。)前に出てくると、フロント二人で目を見合わせながら、「試される」。

「ポラリス」の1曲目であり、本来の3ピース編成で公開した1曲目の曲で始まる。早速の粋な選曲。キャッチーなサビですっかり自分たちのペースでフロアを上に上に持って行く感じ、ほんとにすき。

そして2曲目、「stairway generation」!早速の意外な選曲に、ますますノリノリに。ド派手な音色の4ピース時代の曲も、ちゃんと3ピースに落とし込んでみせますよ、という高らかな宣言にも聞こえました。特にリズム隊の迫力に圧倒されました。

演奏し終わると1回目のMC。

晴れちゃってすみません!」と個人的にはアラバキを思い出すMC。どうしたって晴れバンド、予報も覆す圧倒的晴れ男ぶり。さすが「天気の小出」さん。

念じると東京が晴れるのはもう天気の巫女

「気象庁さん!その辺にあるだろ!!気象庁さんは何よりも先に、BaseBallBearのライブ情報をチェックしておいてください!!」

と笑いを誘うと「リリースしたばかりのEPから」という紹介とともに
いまは君の目を見て」。

かなり2枚のEPの中ではお気に入り曲だっただけにかなりぐっと来ました。音源よりも伸びやかで優しい歌と、小気味よく響くチャイナシンバルを野外で味わえる趣。良い。

少し間を置いて、個人的ハイライト「彼氏彼女の関係」!!

以前2回の楽曲投票でインディーズ楽曲ながらどちらも上位に食い込んだ「隠れた」名曲に、会場も沸き立っていました。

前回の記事でも書きましたが、日比谷Ⅲの映像で出会って死ぬほど強く惹かれていた曲だったので、思わずガッツポーズしてしまいました。

アレンジが3ピースならではのものになっているところもあり、いちいち感動しつつ、メンバーが一人減っているのにもかかわらずあのときの感動を悠々と越えてくるところに、好きがあふれてしましました。

「今は少し冷めた珈琲が淋しいだけの朝」

の歌い方と語尾に、10代で書いた曲に30代の色気が加わって、深みを増して味わい深くなっていて、もうすき。

からの、「それってfor誰part.1」。
同じく日比谷Ⅴでの印象的な1曲目の映像がによぎり、この2曲で完全に「俺の憧れの『日比谷ノンフィクション』や!!」と鳴ってしまいました。

最推しはやっぱり尊い

そして2回目のMC。
「虫うるせぇ…」と若干不機嫌なこいちゃんににやにや。

「バズリズムでも使われちゃったけど」といいながら「死んでる?」発言について言及

宇多さんと話してわかったんだけど、野音って特に皆さんの声が聞こえづらいんですよ。だから今日は、中途半端なリアクションだと聞こえないので5割増しぐらいのリアクションでお願いします。」

と、わぁーーーーーと沸き立つ観客に対して、
「これ最低基準で。」とドSっぷりを見せるこいちゃん、

「今結構てっぺんのかんじだったけどね!?」と突っ込む堀くん、

それをにこにこ笑って見守る関根嬢、どこをとっても尊い。

「10年やってるけどようやく日比谷の攻略法、入り口はわかってきた」と笑いを再び誘ったら、「今回のツアーのテーマになっている曲を。」と「ポラリス」。

この曲はやっぱりひたすらギターの音が良すぎるのが好きで、野外特有の跳ね返りもなんか味になって余計にいい。堀くんがメインボーカルのパートになると、会場が一気に沸き立ち、愛されてるね~とまたニヤニヤ。

ソロ回しでは中央のお立ち台も駆使してダイナミックに魅せ、完全に日比谷野音を手中に収めている感じ。

少し残響で呼吸を整えたら、ギターの哀愁漂うアルペジオから、「flame」。

原曲よりやや遅いテンポ感で、夕暮れを少し越えた時間帯もあいまってより切なさが増して届いてきました。

「空っぽの目した死神」

というフレーズが、妖しげな照明と周りの自然のせいで孤独感が余計に立ち上がってくる感じ。迫り来る表現力と奥行きを感じるし、そういう切なさ、妖しさと対称的なサビの暖かさに、うるっと来ました。

「これからも忘れられないかなしみを 引き連れてく birthday」

生まれ変わったBaseBallBearを「変わらず見ていたいよ」と思い胸がいっぱいになりました。

やっぱり長くなってしまったので、今日はこの辺で。怒濤のラストブロックと過去MVについて語ったMCについてはまた明日~

ぼくはこれから購入した「Grape」のDVDを見ようかと思います(いいだろう)
ではまた。

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