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ぼくの心の性別のあり方。

 先日の記事でぼくがセクシュアルマイノリティだということをお話ししました。ぼくは身体の性別が女性で、恋愛対象が女性です。

 そこまで話すと、ぼくのことを次に挙げる二つのどちらかだろうと考える人は少なくないと思います。

1、女性同性愛者(レズビアン)である。

2、心の性別が男性(トランスジェンダー)である。


この二つは、両方正解だとも言えるし両方不正解だとも言えます。


その理由は、ぼくがXジェンダーだからです。


 Xジェンダーって何ぞや?という方のために説明すると、「男女のいずれか一方に限定しない性別の立場をとる人」のことです。




…例えばよ。



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 何かしらの書類とかアンケートとかで性別を答えるときにこういう表記よくありますよね。自分の性別を○で囲ってくださいってやつ。

 これって大体の人が「男」って文字か「女」って文字を囲むと思います。(この表記で性別を答えさせようとしている書類の作成者はほぼ確実に、「回答者が男性か女性のどちらかである」ことを想定して作っているはずですから、多くの人がそれに従うでしょう。)

 でも、もし自分の心の性別に応じて、これに好きな風に記入していいとしたら?「男」か「女」のどちらかに○する人も当然いるでしょう。Xジェンダーというのは、簡単に言えばそこに当てはまらない人たちなのです。


「男」と「女」のそれぞれ両方に○する人

男女の文字ではなく真ん中の点に○する人

○ではなく矢印を描いて揺れ動きを表現する人

そもそもどこにも○をしない人


 こんな風に色んな書き方をする人がいます。そしてそれぞれの心の性別のあり方に名前がつけられています。


両性:男でも女でもある。

中性:男と女の中間である。

不定性:ひとつの性別に定まらずに揺れ動く。

無性:男性、女性、両性、中性、不定性、どれにも当てはまらない。 


 ぼくはこの4つの中でも「両性」と言われる性自認を持っています。「男でもあり女でもある」というあり方です。故にぼくは、「女性として女性を好きなレズビアン」でもあるし、「女性の身体に生まれ自分を男性だと認識しているトランスジェンダー」でもある。冒頭で「1、2の二つとも正解だし不正解だよ〜」って言ったのはそういうことなんですよね。


 さて、そんな「両性」なんですけどね。


ぼく的にはXジェンダーの中でいっちばんわかりにくい上にいっちばん影が薄い存在が両性だと思っています。


そんな難しいことある?男でも女でもあるってだけやろ?って思われるかもしれないですけど、これが考えれば考えるほど泥沼でした。ぼくにとっては。


 って話を、今度どっかーんと書こうかなと思ってます。色々語りたくてうずうずしてたこともあるので。ぼくが両性って自認するまでの話もふまえてできればなと思ってます。


お楽しみにい〜🥴

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