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「撮影」#カメラと私と日常と 2022/03/17

うーん。

鉄道とか、京都の祇園とか、丸の内とか、人気フォトスポットでは毎度のように三脚による場所取り、横柄な態度、交通ルールを無視した撮影などが問題になる。

これもまた写真が身近になった、そしてSNSの普及の功罪とも言える事象かと思う。

映えの文化の普及そして、高性能な機材が比較的安価に手に入るようになった最近では、ほんとちょっとした観光地に行くと大きなジンバルにカメラを乗せて撮影する人、アクションカムを棒につけて撮影する人を必ずと言っていいほど見かける。

こんなことはまあ数年前はあり得なかった。ここ最近でほんとに増えたと思う。
誰しもが本格的に撮影できるようになったからこそ、こういう問題は比例して増えていっているんだろうなぁ。

もちろん撮影するなとは言わない。観光地になんも来て撮影しない方が稀だろう。でもちょっと立ち止まって考えてほしい。撮影したいのはあなただけではない。なんなら撮影で無くてもただ見たい人もいる。その場所を通りたいだけの人もいる。それを阻害してまで撮影する権利など私たちにはない

そんなこと、いうまでも無くわかるはずなのに、何か勘違いを起こしてしまい、自分が取ることをどこか高尚なものだと思ってしまうのか、周りが見えてないだけなのかなんなのか知らないが、人様に迷惑をかけてまで撮影する人がいるんだなぁと同じカメラ好きとして悲しくなる。

以前似たような話で富士フイルムのプロモーションが炎上した際に私の考えをこのnoteに書いてもいるが、撮影という行為は大多数には邪魔でしかないし、「撮影させていただいている」という思いは絶対に無くしてはいけないと思うのだ。

有名なフォトスポットで撮影できているのも、その多くは環境を管理維持してくれている団体や企業、ボランティアの方々がいるからであることも忘れてはならない。特に風景写真の〇〇の名所みたいなところは殆どが地域のボランティアの方々の管理で成り立っているところが多い。交通整備やゴミの処理なども全て誰かがいつも綺麗に見えるように管理してくれているから、いつ来ても美しいのだ。

そんな背景もかんがえずに我が物顔で撮影し、ゴミを捨て、立ち入り禁止区域に立ち入り、木を薙ぎ倒し、枝を折り、観光客をどかし、なーんてする人のなんと無神経なことか。

そうして、管理しきれなくなり、封鎖立ち入り禁止になったスポットをごまんと見てきた。

撮影する人もされる人も管理する人も見にくる人もみんなが気持ちよく何度も足を運べるように、少しでもいいから気を使うようにしたい。ゴミを拾えとは言わないから、せめて自分のゴミだけでもちゃんと自分で持って帰ろう。そんな小さな気遣いが結果的にみんなの幸せにつながるから。

散文的に殴り書きましたが、そんなことを思った本日です。

これから本格的に桜の季節になる。〇〇の一本桜とか、SNSで有名な桜の名所は私有地であったりすることも多い。
ぜひ、撮らせていただいているという気持ちを忘れずに譲り合いの精神を持ってみんなが気持ち良くなる撮影をしてほしい。

切に願う。

また明日👋

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