注意書き

当たり前のことを言われると腹が立つ。

乾燥剤に「これはたべられません。」
手持ち花火に「人に向けると危険です。」

誰がそんなことをするだろうか。
でも、いるのだろう。だから書くのだ。

僕の当たり前は誰かにとっては当たり前ではないのかもしれない。

この場合もそうだろう。



「トイレはすわってご利用ください」
100歩譲ろう。トイレの仕方がわからないの人もいる。

それは良い。が、しかしだ。間違えてもこの体勢でトイレはしないだろう。

正直に言おう。僕も検便の際に便座に乗って用を足したことがある。

ただ、向きはこの向きじゃない。
間違えてもこの向きではしないだろう。

このモデルの大便は毎回、左カーブするとでもいうのか。

日によってはストレートまたは右カーブ。ある時にはナックル(下痢)なんて日もあるだろう。

そんな時は悲惨だ。
床に着地してしまう。なんのためのトイレなのか。トイレとは何なのか…。余計なことまで考えしまったではないか!

そして、もし鍵が空いていたらどうする。
ドアを開けた瞬間、お尻が目の前いっぱいに広がる。びっくりだろう。
恐らく用を足している方は気が付かない。
ドアを開けた方は「あっ、すみません」の言葉も出ない。出るはずがない。
うんちは出てるかもしれないけど。

なぜかこの張り紙に当たり前のことを言われても腹は立たなかった。

この態勢で用を足す人の腹がすわっているからかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?