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旅を理由に、大切な人に会いに行く

旅行先は、どうやって決めるべきなのか。

まだ行ったことのない場所で、行きたいところは無限にある。この目で見たい景色は、世界中に散らばっている。

旅行することが決まって行き先を考えたとき、無数にある選択肢の中からただ直感に従って決めると、結果的に浅い旅になってしまうんじゃないかなと最近思うようになった。

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ましてや、旅先で出会った人と意気投合するようなことが絶対にない、偶然の出会いを最大化できない僕みたいな人間にはなおさらのこと。

せいぜい到着してからただ観光地を回って帰るだけの、薄っぺらい一人旅になるだけだ。


一方でもうそこそこ旅の経験が積み重ねられていると、ただ見たいものを見るだけの旅じゃ、満たされなくなってきている。

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だから僕は、「人」で行き先を決めることが多くなった。

その土地の観光地や料理は、この先もずっとあるものだとして、「そこに今いる人」にフォーカスをする。

つまり、知り合いが住んでいる場所を優先的に訪れるのだ。この人が住んでいる今が、ここを訪れるベストタイミングだと信じる。



今回、シドニーとメルボルンへの渡航も決めたのも留学・ワーホリでそこに滞在している友人がいたから。

オーストラリアに必ず見たい絶景があったわけでもなければ、食べてみたい料理があったわけでもない。ちょっと興味があるぐらいのものだった。

実際、行ったところで観光地巡りをするわけでも、美味しいものを食べるわけでもない。ただ再会した仲間と一緒に散歩をしたりカフェに行ったりするだけ。

でも、そうしてると会話の中から、地元の人に人気の店の話になったり、ローカルなおすすめスポットを知ることになる。
そういうところを訪れると、旅はグッと深まる。現地の人の暮らしやその土地の文化が垣間見える。


自分一人でも現地の人と話せる人は、そんなことしなくてもためらわずにおしゃべりと情報収集ができるかもしれないけど、人見知りで英語が得意じゃない僕には到底できない。

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会いたい人が、そこにいるから行く。

行きたい場所なんてあげればきりがないし、このタイミングにしかこんなところ行かないだろうなと思えるような場所にこそ、良い出会いがあって、旅ができる。


次は誰に会うために旅をしようかと、考えるのも悪くない。

不定期更新しています。だいたいは旅の話や、旅の価値観についてが多いです。たまーに働いている会社のことやキャリアについても書きます。たまのたまーに、全く関係ない好きなものの話もします。