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コンテンツビジネスをやる理由と強迫性障害

『こころのクスリBOOKS よくわかる強迫症』(有園 正俊 (著), 上島 国利 (読み手) )を読みました。

本書では最初に「強迫症のために、本を読むのが苦手な人へ」という章から始まっており、気遣いが感じられました。

今でこそ本を読めますが、強迫症・強迫性障害の症状がひどい時は、本なんて読めないんですよ。ちゃんと毎日薬を飲み続けたおかげで、本が読める状態まで回復しました。

印象に残った、他の人にも知ってほしい部分を引用します。

強迫症による行動は、好きで行っているのではなく、不安、恐怖、嫌悪などの嫌な感情をもたらす考えが頭のなかで繰り返し思い浮かぶために、それを打ち消そうとして行ってしまうものです。

『こころのクスリBOOKS よくわかる強迫症』

強迫性障害の人は好きで手洗いをしたり、戸締まりをしているわけではありません。しかも、手がキレイかどうかが不安で手を洗っている場合とそうでない場合があります。

僕の場合、コンテンツ販売がうまくいくかどうかという不安を拭い去るために手洗いが長くなったこともありました。

他にも心配事があると手洗いが長くなります。

潔癖性とは違う
清潔好きや潔癖性で、本人が好きで行っていたり、精神的な苦痛や不快感が伴わないものは、強迫症とは区別されます。

『こころのクスリBOOKS よくわかる強迫症』

強迫性障害はよく潔癖性と間違われます。キレイ好きとは違うんです。
「汚い部分の目に見えない細菌が体に入って、病気になったらどうしよう?そうならないためにもキレイにしなくちゃ」という発想です。

治療を受けたほうがいい理由(自分にとって)
学校や仕事に通っていないし、恥ずかしくて友だちにも会えない

『こころのクスリBOOKS よくわかる強迫症』

僕は仕事ができない自分にうんざりして、ストレスを感じ、うつになり、統合失調症にもなり、強迫性障害が悪化して、仕事を辞めて引きこもりになりました。

一時期はトイレに行くたびに洋服を全部脱いでいました、今は治りましたが。混乱していて、シャンプーしながら湯船につかっていたこともあります。無意識なので、意味不明です。

うつと統合失調症は治りましたが、強迫性障害はまだ治っていません。他の人と比べれば、症状は軽いほうですが。

引きこもり歴は14年で仕事にも通っていないので、恥ずかしくて、後ろめたくて友だちに会えないというのは共感しました。

仕事に通っていない引きこもりだからこそ、

コンテンツビジネスというネットビジネスで生計を立てて、両親に恩返ししようと努力していますし、コンテンツビジネスで稼いで、胸を張って友だちとまた会いたいからこそ本気で強迫性障害を治療しようと思いました。

母は病気を治すために、曝露反応妨害法などの治療に必死で取り組むようになったのです。今では、母の病気は完治しています。

『こころのクスリBOOKS よくわかる強迫症』

「私の体験」という体験談に書かれていたことです。「完治した」と。
完治はしない病気かと思っていたので、希望を持ちました。

この本には治療法の説明は書かれていますが、自分でやるというよりも医療機関での治療が勧められています。

「素人が独学で治療するなんて無謀だ!」
「信頼できる医療機関で診てもらって、先生と一緒に治療を進めたい」
という人には、この本がおすすめです。

僕は今でも月1回薬をもらいに精神科に行っていますが、正直これ以上他の医療機関に行きたくありません。

独学で治療できる人は少ないとも書かれていましたが、できる限り本を利用して自分で治療してみるつもりです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました(感謝)



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