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相性の良し悪しなんて力技でねじ伏せ、、、たい

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 親子関係の話ではありません。親子関係の相性の良し悪しは絶対あって、コレはなかなかに難しい問題。今回はあくまでも療育者(保育者)と子どもの関係です。






 療育園で担任として働いているときも、セラピストとして療育をしている今も、時々聞く言葉。
「子どもとの相性ってあるよね」

 あるかもね、あるよね、きっと。でも、私は絶対に言いたくないのです。子どもとの関係がうまくいかない時、自分でも相性が悪いのかな、と薄々思ってるのかもしれない。でも、頭の中でそうじゃないっと打ち消す。
「これは私の力不足」

 逆に、子どもとの相性が悪いと思った事ないな〜という人もいる(かなり少数)。そういう人は大人同士の関係もとても円滑。本当に尊敬します。

 大人同士の関係はいざしらず、何十年も生きている私が、生まれて数年の子どもとの関係を上手く築けない事を相性の問題で片付けてしまったら、あまりにも怠慢じゃないかと思うのです。しかも療育(保育)という子どもと関わるプロとして働いているにも関わらず、です。
 親子関係はまた違いますよ。生まれてからずっと一緒にいて生活を共にし、良いところ悪いところみんな知っている関係性の中では、やっぱり相性の良し悪しは出てくる。言ってみれば究極に本音の付き合いの中でどうしても相容れない部分も出てくるのは、むしろ自然なことだと思います。相性の良し悪しをわかった上で親子としての家族としての付き合いを模索しながらなんとかやっていくのが上手な方法だと思います。
#私は幼い頃から父親と相性が悪いです

「子どもとの相性ってあるよね、人間同士だもんね」
そう片付けてしまったら療育者としての成長はそこで止まってしまう。相性の良い子とだけしか上手に付き合えない、なんておかしな話。相性が悪い子とは中途半端な支援指導しか出来ません、とは口が裂けても言えません。そこはプロとして、どんな子にも自分のできる最良の支援を、と思うのです。
#まぁ、理想論ですが

 正直に言うと、まだまだ未熟な私なので上手に関係を築けていないお子さんもいます。過去にもいました。だから自分が苦手と感じるお子さんと良い関係を築けている同僚を見るととても恥ずかしく、悔しくなります。なぜ自分には出来ないのか、何が足りないのか考えます。
#まぁ、私は短気なので問題はそこ
#わかってる

 今も昔も私は諸先輩方の技を盗もうと必死です。先ずは真似から入る。上手くいってるのはどんなときか、子どもが崩れてしまった時はどうしてるのか、などなど。観察すると見えてくることは多いです。
「子どもとの相性ってあるよね」
そういう言葉を聞いた時、鼻高々に
「そう?私は感じたことないなぁ」
としれっと言うのが目標。


 なんだか本日は私の決意表明のような話になってしまいました。
 「苦手」と「難しい」はまた別の話。関係性は悪くなくても「難しい」ことはあります。教え方だったり、楽しませ方だったり、はたまた伝え方だったり、が難しい。まだまだ引き出しを沢山持たなくては、と思います。
 引き出しの増やし方。そんな話もまた今度。

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