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なんでもやってみなくては 〜脳が先か、身体が先か part2〜
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療育の世界にいると、様々な情報が耳に入ってきます。
発達障害に効く鍼灸院があるとか、頭(脳)に電気を流す治療法がある、はたまた沢山歩くことで機能を改善するとか、発達に非常に詳しい歯医者さんの話なども。
私は以前、身体にアプローチする、または身体の外側から働きかけるやり方には懐疑的だった時がありました。
それでも、身体と脳の関係や成り立ち、進化を学んでいくと
「あれ?!もしかして身体へのアプローチってかなり重要なのでは?」
と、身体と脳の切っても切れない関係に驚くばかり。
今は
「可能性があるならなんでもやってみたい」
と思っています。
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さて、「身体」と「脳」の関係。
前回、背骨脊椎を左右に動かして前に進み「意思」を獲得した魚類の話をしました。
発達凸凹ちゃんには「選べない」子がいます。どうすれば良いか分からななくて指示を待つしかない。もしかしたら発達的にはこの「背骨脊髄」の時期を終えていないか、すっぽりそこが抜けているのかもしれない、という捉え方になります。
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となると、両生類は何を獲得したと思います?
ピョンピョン飛ぶカエルを思い浮かべてください。
例えば、柳の葉につかまろうとして頑張って飛んでるカエルの絵、見た事あるのでは?
「頑張って」飛ぶ、それって何を意味するのでしょう?
おたまじゃくしとしてスイスイ泳いでいたある時、手足が伸びてきている事に気づきます。その手足を使うとどうやら上にも飛べるようです。前だけに向いていた視線は上にも向かいます。
移動する為、餌を捕まえる為、少し無理をしてでも遠くに、そして高く飛ぼうとします。もっと高く、もっと遠くへ、、、。
これは「チャレンジ精神」とか「バイタリティ」の獲得につながります。
#「ど根性ガエル」って良いネーミング
#無気力に見える子にはカエルジャンプさせてみる、案外良いかもよ
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さて爬虫類。ワニを思い浮かべて下さい。
右手右脚をぐいっと前へ、そして今度は左手左脚をぐいっと前へ。左右バラバラの動きです。イモリのように、背骨を軸にクネクネと前に進む様子とはまた違った動きをします。
彼らは何を獲得するのでしょう?
右手は左脳とつながっていて、左手は右脳とつながっている、なんて言いますね。右半身と左半身を別々に使えるということは、右脳と左脳を別々に使えるようになるという事です。カチッカチッと脳を切り替えて使う。
どういうことか。
気持ちの切り替え、行動の切り替えが出来るようになるのです。
発達に凸凹がなくても、小さい子は気持ちが切り替えられずにいつまでも泣いていることがあります。もしかしたら左右の分化が未発達で切り替えが上手くないのかも、という見立てになるのです。
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もちろん、これが全てとは思いません。でも、発達の過程で何かを抜かしてきちゃったのかも、とかまだこの段階まで来ていないのかも、と考えてそこをトレーニングしていくことが無意味だとはどうしても思えないのです。
だから、
「可能性があるならなんでもやってみたい」
体を動かすことやマッサージなら副作用があるわけでもなし、やってみて効果があったらめっけもん!と思ってます。
どことどこが繋がっていて、どうやれば伸びしろを埋めていけるのか、身体のどこを動かすのか、など、まだまだ学び中。
↓こちらが、脳と身体、発達についてもっと学ばなくては!のキッカケになった本の1冊。
#先ずはこの本
#まだまだあるけどね
整体から障害にアプローチしている先生もいらっしゃいます。日本全国各地でセミナーを開いていらっしゃる、とても有名なそしてとてもお忙しい方。
どうやら秋頃にやっと地元東京に帰って来てくださるようなので、直に教えて頂けるチャンスを虎視眈々と狙っています。
そんな話もまた今度。
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