探さなくちゃ見つけられない支援なんて
ご訪問ありがとうございます。療育について書いてます。よろしければこちら↓もどうぞ。
暑い、、、。
ペーパードライバーの私は歩くことに抵抗がなく、2,30分なら苦もなく歩けてしまう、、、普段なら。そう、普段なら。こんなに暑くなければ!
これは体だけでなく、メンタルまでやられてしまう暑さ。危険です。
私の娘はアトピーでした。離乳食が始まる前から首元がただれ始め、真っ白いおくるみの襟元が黄色く膿で染まります。膿は洗濯しても黄色く残り、私は悲しい気持ちでそれを干していた記憶があります。
卵と牛乳が駄目でした。結婚するまで料理をしたことがなかった私は、ただの離乳食を作ることさえハードルが高く、牛乳と卵を禁じられたら一体何を作ればいいのかわからなくなるくらい料理が出来ませんでした。
今なら「なんだっていいじゃん!」と思えるのですが、当時の私はそんなことで泣くほど悩んでしまう新米ママでした。
少し成長し、牛乳が飲めるようになり、卵も生でなければ食べられるように、、、。卵が解禁になった時、心底ホッとしたのを覚えています。
そんな時でした。『親子無理心中』の記事。男の子、女の子を道連れにお母さんが死を選んでしまったという内容。遺書には
「これ以上何を食べされればよいかわかりません」
とありました。
お子さんはアレルギーが強く、卵、牛乳、小麦粉その他沢山のものにアレルギーが出てしまう体質だったとのこと。
他人事じゃありませんでした。卵、牛乳だけでも泣くほど悩んだのに、その他にも食べられないものがあるなんて。当時は保育園でも給食にアレルギーの子用の代替品はなかったので、卵がメインのメニューのときやパンの時はお弁当を持たせましたが、それさえも私にはものすごい苦痛だった事を思い出しました。
・
・
・
なぜこんなことを思い出したのか。ある方のブログを読んだのです。暑くてぼーっとしてて、気づいたら駅のホームで迫りくる電車に向かって歩いていた、と。
幸い、手に持っていたスマホの着信音でハッと我に返った、と書かれてありましたが、たしかに暑さは思考を止めてしまう危険がある気がします。決して望んでいたわけではないのに、ふと魔が差すような。
その方のお子さんは障害があり、日々の暮らしの中でやはり困難なこと辛いことが多いそうです。もちろん得たものも沢山ある、けれど失ったものもある、そんなリアルな現実をブログに書かれている方です。綺麗事だけではない現実を、それでも前向きに歩んでいらっしゃる姿が好きでフォローさせてもらっています。
その方だけでなく、多くのお母さんの休める場所を、時間を作らなければ、と思うのです。支援が足りない?そうなのかもしれません。でも、支援が届いていない現実もあります。実際に存在する支援に気づいていない人が確かにいる。隠しているわけではないのでしょうが、隠れてしまっている。探さないと見つからない支援。探し方さえ知らない人も大勢いるのが実際のところです。
子どもに「食べさせるものがありません」と悲痛な遺書を残して亡くなったお母さんにもきっと何かしらの手立てはあったはずなのに。もっと親身になって助けようとしてくれる誰かを見つけられていたら。
支援はもっとおおっぴらに誰でも分かる形で存在すべきです。悪用される?乱用される?それもあるかもしれません。それは想定内として、わかりにくくして、探しにくくしてどうする?
最近暑くてメンタルやられ気味。夏バテ真っ最中です。ちょっと気持ち乱れたままnoteを書いてしまった感あり。
どうぞ皆様、くれぐれもお身体ご自愛下さいませ。決して無理はなさりませんように。辛かったらSOS出しましょう。体裁なんかこの際脇に置いといて。
そうでなくとも暑いとイライラしがちです。ついカッとなることも増えてしまう。そしてあとから後悔するという負の連鎖。私の子育て時代のあるあるです。
そんな話もまた今度。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?