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主導権は大人が持つ

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 まだまだ夏休み。
 スクールに入ってくるなり
「毎日が戦争です!!!!」
と堰を切ったように話し始めるお母さん。気持ちわかります、、、。

 始まるとどちらかが泣くまで終わらない兄弟喧嘩(泣いても終わらないときもある)。宿題の残りも気になる。それこそ絵日記のためにどこかに出かけなきゃかしら?と、家事や仕事の都合も考えたり。
#我が家もそうでした

 で、そんな中、子どもが些細なことで怒って暴れて手がつけられなくなる場面も。早く泣き止んでほしくて、あの手この手でなだめても、ますます泣き声は大きくなるばかり。外出先ではもちろん、家にいたって近所の目が気になるくらいの暴れ方。原因はおもちゃだったり、おやつだったり、はたまた「こっちの道がいい!」みたいなことだったり。

 ここでどうにか機嫌とっちゃう親御さんが多いかも。はじめは『ダメ』と言っていたお菓子をあげてしまったり、おもちゃを買ってしまったり、本来の方向と異なる道を歩く羽目になったり。でも、それをしてしまうと子どもに主導権を与えてしまうことになります。子どもは欲しかったものを手に入れると嘘のように泣き止みます。満面の笑みでニコニコします。そんな顔を見ると、子どもの言うなりになったことも『まっいいか』と思えてしまう。
#それは危険!

 大声で泣いて暴れてる子どもを叱る必要はありません。一言二言、子どもの言い分を聞いてもいいでしょう。もしかしたらワガママではなく、体調不良だったり感覚の過敏からくる恐怖だったりするかもしれない。持っていたおもちゃが壊れた、もしくは取られてしまったって事もありえる。でも、泣き叫んでる原因が子どもの勝手な言い分であったり、ワガママであったなら、
『叱らず、譲らず』
の姿勢です。

 外出先なら他の人の迷惑にならない端の方で対応しましょう。建物の中なら一旦外に出てしまっても。電車やバスなど公共の乗り物に乗っている時は降りてしまう。家で起きているなら、怪我には注意しながらも基本は「無視」です。ものを投げてくる時は投げそうなものはすべて撤去し、暴力を奮ってくるなら腕を掴んでしまいましょう。腕を掴んで止められる時期を逃してしまうとかなり厄介になります。小さいうちに対処したい。

 一旦許してしまうと子どもは学びます。大声を出せば、暴れれば、要求が叶うと「学習」します。実際に叶ってきましたからね。もし大人が彼らの要求を飲まなかった場合、もっと大きな声で泣き、もっと激しく暴れるでしょう。そうすれば大人は根負けして自分の要求を飲んでくれると信じて疑わないのです。
 例えばこの場面で大人が叩いたり、ひっぱたく、というような行為で子どもを静かにさせたとします。怖いから、痛いから、子どもは静かになりますし、叩いたひとにはそれ以降も従うかもしれない。でも逆を言えば叩かない人の言うことは聞かない子に。もっと困るのは
『自分の思い通りにならない人は暴力で黙らせるのが正しい(だって身近な大人がそうしてるから)』
とこれまた「学習」してしまう事です。体が大きくなってもこの考えだと、かなり危険。下手すると周りが大怪我に。
#それでも思わず手が出てしまうことあります
#きれいごとじゃすまない現実がある

 『叱らず、譲らず』
難しいです。でも頑張れ!静かな落ち着いた口調で接してみて、相手が聞く耳持たないようなら、黙って放っておく。無視。知らん顔。母親を叩くなどの暴力が出る場合は、ちゃんと見てくれる他の人がいる時に限りますが、その方におまかせしてその場からいなくなるのも良し。お母さんにだけ暴力が出る場合、
『どんな事をしてもそばにいてくれる』
という安心感からくる甘えの場合が多いです。

 初めは要求が通らないと、ますますヒートアップするでしょう。それしか要求を通す術を知らなければなおさら。でも幼児期に
『どんなに泣いても騒いでも暴れても、自分の思い通りにはならない』
と気づかせたい。

 ただ、外出時であれ、家の中であれ、泣きわめいてる時に放っておくのは、かなり難しいし親も辛い。だから、あらかじめ予防策も立てましょう。
 そんな話もまた今度。
#長くなったので、予防策は次回に。
 とりあえず、「主導権は大人が持つ」。これは本当に大切です。


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