大豊食祭・開幕！みんなで耕作・みんなで料理！
「いやぁ、こういう新シナリオだったとは……」
「お、やってるねウマ娘。どんな調子だい？」
「よくもまあこういうシステムを考えつくなぁ、と感心しながらプレイしてますよ。野菜を育てるのがどうやってウマ娘達の育成になるのかと思ったら、育てた野菜でご飯を作って食べると、それがステータス上昇のボーナスになるというね。まさに『食は命の源』でした」
「しかも畑作りから始まるからね。かつてのDASH村のようだ」
「懐かしいですな……そうか、これはウマ娘たちのDASH村だったのか。でもこのネタ、もうそろそろ通じなくなりますよ。10年前に予想だにしない事態で終わっちゃったんですから」
「まあ今となってはTOKIOも、ってその話は良いだろ。元に戻そう」
「ですな。いずれにせよ野菜を育てて、その食材を元にいろいろな料理を作る。それぞれの料理にはステータス上昇効果があるけど、料理によってどのステータスが伸びるかが決まってるんですね。スピードが伸びるとかスタミナが付くとか。
さらにそこへ『仲間と一緒に作る』てのが加わるんですね。通常のトレーニングでも『友情トレーニング』てのが発生するとステータスがプラスされるけど、ここでは『皆で料理を作って食べると楽しいね』ってことなのか、上手くハマると一気にステータスが上昇するんですよ。１回のトレーニングで100以上とかなるし」
「前回のUAFとは随分毛色が違うねぇ」
「ところがこのシナリオは短距離とかマイル向きだ、っていうんですね。確かにこのシナリオでもらえる独自のスキルは、全部そういうヤツでした」
「てことは、キミの好きなナイスネイチャ向きではないね」
「そうなるんですけど、でも育成そのものは出来ますよね。そのスキルを取らなければいいだけ。それにこのシナリオは、スキルポイント自体が結構貰えるんですよ。ぶっちゃけUAFより貰えてる印象があります。短距離向きだからとサクラバクシンオーを何度か育ててみたら、何回目だかで3000越えました」
「どんな感じかは掴めてきた、と」
「何となくですけどね。ただやっぱりサポートカードですよ。数もそうだけど今は質が必要。Lv強化とか上限解放しておくのがどれだけ大切なのかを思い知らされますね。そのためにはゲームの中での元手、つまりジュエルがいくらあっても足りませんわい」
「そうだねぇ。それにキミは無課金勢でもないが、かといって重課金者ともいえないからな」
「ええ。だから配信者が『何万ジュエルで10連ガチャ挑みます！』てのを見てると『どうやったらそんなに貯められるんだよ……』と」
「おいおい、上を見たらキリがないぞ」
「それもそうですね。でも課金してたら、ちょっといいことがありました」
「何だね？」
「ガチャのトゥインクルコレクションで、気になるウマ娘が一人いたもんだから、折角なんで出ないかなぁ……と回したら、ある夜中に突然出ました」
「誰なのよ？」
「マチカネタンホイザです」
「この娘か……」
「これは沼りますわ。仕草が色々と良すぎ。『えい、えい、むーん！』もいいけど、個人的にはトレーニング始めた時の『♪トレーニング♪トレーニング♪今日のトレーニングは何だろな、あ、ヨイショ』が一番ハマりました。何ですか、この一昔前の萌え要素を全部集めたようなキャラは」
「じゃあ、今の一番はタンホイザかい？」
「いやネイチャの一番は譲れません。現時点ではこの二人が抜きん出てるけど、ハナ一つくらいの差でやっぱりネイチャなんですよねぇ。ちょっと困り顔からの笑顔とか、上目遣いされると、ねぇ」
「既に十分沼ったか」
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