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ふかや花園プレミアム・アウトレット明日開業! ~実は「駅ありき」だった?

 ヘッダー画像はもちろんこのお方、深谷といえば渋沢栄一氏です。もっとも、アウトレットが開業するのは氏が生誕した利根川沿い(血洗島)ではなく荒川に近いですが。

 花園IC近くというアクセスの良さゆえ、商圏は関越道沿い全てといっていいでしょう。

 しかし花園ICといえば首都圏の交通情報でも「渋滞ポイント」として名高いところです。観光地である秩父への入り口ゆえなのはもちろん、丘陵地帯→荒川を架橋→平地という地形のためアップダウンがあるためです。それゆえNEXCOも対策工事を既に行ってますが、アウトレット開業による交通量増大は目に見えて明らか。高速に限らず周辺の道路一帯に与える影響は大きいです。しばらくは混雑と混乱が続くと予想されます。

 そのため、アウトレットに無関係で花園ICを利用していた方は、隣の嵐山小川ICか寄居スマートICを使って回避するのが無難と思われます。なおアウトレットの公式サイトでも混雑回避のため両方のインター利用を勧めてますが、さすがに花園ICほどにはならないかと。ただしいずれも生活道路に近いため安全運転で、かつ無理な走行はしないよう心がけてください。


 やはりここは鉄道でしょう。新規開業した「ふかや花園駅」から徒歩3分というアクセスの良さは完璧です。
 正直なところ、秩父鉄道は相当力を注いでます。PASMOを導入して改札の手間を省略した上に、つい先日にはかつ大規模なダイヤ改正を実施。とりわけ熊谷~寄居間を増発し、土日祝ダイヤでは最大5本運行と地方私鉄路線とは思えないレベルになりました。それでも普段が3両編成ないし2両編成ですから、やはり混雑するでしょうが……

 もっとも、本来農地だった場所に巨大なアウトレット施設を作るにあたっては「駅を開設すること」が必要だったそうで、これは裏技というか法律の穴という感もあります。そもそも駅自体が深谷市の請願で作られたものですし、合わせてアウトレット用地も市が取得したものですから使って貰ってナンボ、ということでしょう。

 さて利用客数はいかほどか? 今でこそ一日平均100人前後だそうですが、アウトレット本開業後は利用客の1割として年間約64.9万人、一日で1700~1800人程度と見積もってます。これは同線内で最も乗車客数の多い熊谷駅と比較して45%程度ですが、この数字を上回るのかどうか……?

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