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タバコは吸ったことが無い?(※世界禁煙デーに思う)

 今日は「世界禁煙デー」だと朝のラジオで言っていた。

 そういえば人生でタバコなど一本も……と思ったが、記憶を辿ってみると「軽くふかした」ことはあった。自衛隊にいた頃なので20代前半か。駐屯地内にある居酒屋(通称:隊員クラブ)で飲んでいた時に「タバコは全く吸ったことが無い」という話になり「なら試してみようか」と一本貰ったのだ。酒も入ってたからそんな気になれたのだろう。

 とはいえタバコに対しては「けむい」イメージしか無く、煙を吸いこんだだけで何がどう美味しく感じるのかが全く分からなかった。結局、肺まで吸い込む気にはなれず口の中に煙を「ふかした」くらいに留まっている。メントールでも何でもないタバコだったため、何かが口の中に漂ってるのは分かるけどこれって一体? そんな印象だった。それ以来一本もタバコを口にしていない。おそらく今後も吸う機会は無い。多分無い。

 世の中はすっかり禁煙志向が進んでいるが、しかしいざ自分の職場を見てみると、休憩時間には喫煙スペースに結構な人達がたむろしてくるのだ。場所は制限されても吸いたい人はやはり吸いたいから来る。どんな天気でも、足元が悪くても来る人は来る。ああそうか、そんな思いをしてまでも「合間に一服したくなる」ような現場なんだなぁ……と会社を皮肉ってみる。
 まあその昔は「今日も元気だ たばこがうまい」なんて時代もあったし、自動車のダッシュボードには灰皿が標準装備されていたし、シガーソケットてのもあった。ウチの愛車にももちろん両方ある(それだけ年式が古いということ)。これでタバコに火を点けてた、てのは20代の若い子達にも通じるのだろうか。

 灰皿を囲んでタバコを吸う。そんな様子もいつかは見られなくなるのか、それとも案外しぶとく残る光景になるのか。自分がその輪に入ることはないにせよ、気になるところではある。

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