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オレとマシマシなラーメンとの相性。

 二郎系ラーメン。好きか嫌いか、と問われたら「店による」と答えるでしょう。

 昔話の茶碗飯みたいな野菜てんこもり状態は流石にキツい。二郎系好きな方の上げる画像を観るたび「これが収まる胃袋を持ってるのか……」と感心すると同時に、上にかかった背脂の多さに少々心配してしまう。
 じゃあその手のラーメンが嫌いかというとそうでもなく、野菜たっぷり、ニンニク多めの麺をかき込んだ後の「スタミナ摂取した感」は好きです。
 いつだったかこんなtweetを見た。「二郎系ラーメンを好む男と、映えるパフェを食べる女子はカロリーの面から見ても同じ……と言われるが、野菜山盛りな二郎系の方が栄養面で遥かに優れている」。とはいえ、糖分の代わりに塩分摂ってるような。そこは気にしたら負けか。

 話を戻すと、結構前にこんな店が出来ました。タイトル画像に上げた「立川マシマシ」です。
 どんなものかと思いながら店内へ。しかし食券を買う段階で少し困惑した。麺や野菜の量を注文するにしても、程度がよく分からない。もっともお店側もそこは親切設計で「普通」とはこのグラム数で「マシマシ」はこれだけ、と解説付になっていた。
 とはいえ自分は大食いでもないので、麺は普通・野菜少な目(でも200g)・背脂少な目を注文することに。これなら食べ残すこともないはず。さて、お味は……

野菜少なめ・背脂少なめ・スープ普通

 スープの濃さは「ふつう」だったけど「薄口」でも良かったか。いや、最後の方にそう思えたのだから、むしろ野菜たっぷり状態の時はこれでいいのかもしれない。
 むしろ気になったのは野菜やスープではなく麺でした。強いコシのある太い縮れ麺は、すするというかほぼ「食べる」で、コシの強さもあってか胃に溜まること溜まること。ラーメンってこんなに疲れて食べるもんだっけ? スタミナつけてるようで実は運動してるような、不思議さに溢れる一杯だ。そう思いながら店を出ると、お腹の溜まった感覚と同時に妙な涼しさが……やはり運動だよこれは。

 美味しい云々というよりは、ラーメンそのものの力にこっちがやられてしまった。パワーを貰うはずだったのになぜ逆になる? 二郎系ラーメンはスポーツだった、そんな印象です。

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