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かつてCanonの複合機を買った理由。

 以前はスキャナーとプリンターを別々で持っていた。プリンターは趣味関連で印刷物を用意したり、スキャナーはホームページ運営時の素材取り込みや紙媒体のデジタル化等で何かと重宝していた。しかしスキャナーは故障し、プリンターもスマホやタブレットのようなデバイスが出てくると使う機会も減った。せいぜいコミケのマップ印刷程度、つまり年に数枚程度にまでなっていた気がする。
 最初に買ったプリンターはEPSON、スキャナーはCanonだった。その流れで、今までプリンターを何度か買い替えた時もEPSONを選んでいたが、年に何度か刷る際にやたら目詰まりするのが気になってた。これはヘッドがダメになったのか、それとも時々純正ではないインクを使っていたせいか?
 やがてスキャナーも故障し、プリンターも「年に数回しか使わないもんな」と処分。一時期は印刷が必要になったら、データをコンビニのコピー機に持ち込んで済ませていた。

 それでも紙媒体のデジタル化や印刷する機会がゼロでは無い、と気付く。何より年に数回とはいえわざわざコンビニに行くのも面倒。ならもう買ってしまおう、と思い立った。購入履歴を確認したら2018/12/29。コミケ1日目の後に電気屋へ寄った記憶がある。3日目の後だとこうはいくまい。

 が、寄ったはいいものの特に「これ」と目星を付けていなかったため、なかなか決まらずにいた。以前スキャナーを持っていたのもあり「複合機」にしようとは考えていたが、各メーカーが出しているため選択肢は多い。たまにしか使わない人向けのプリンターなんてあるのか? 悩んでも仕方がない、と店員さんに尋ねた。こちらの希望を伝えると……

店員さん「でしたら、Canonですね」。

 理由はこうだ。CanonとEPSONでは根本的に構造が違うのだという。
 EPSONのプリンターは印刷のヘッドとインクカートリッジが別々で、インクが切れたらインクの部分だけを交換している。しかしヘッドはそのままなので、長く放置しているとヘッド内のインクが乾燥して固まり、目詰まりしやすくなるのだとか。
 一方のCanonはヘッドとカートリッジが一体化しているため、インクが切れたらヘッドも一緒に交換出来てしまうのだという。目詰まりの原因は十中八九ヘッドなので、時々しか使わないのであればそちらをオススメします、とのこと。
 なら決まった、と速攻で購入。

 あれから4年近く経つが、印刷もスキャンも本当にごくたまにしか使っていない。しかし複合機を買ったのは正解だった。「コピー」も可能なので、会社などに身分証明書や保険証のようなモノの写しを提出する際も、全部我が家で出来てしまう。コンビニのコピー機にうっかり忘れた、なんてことも無くなる。割と便利。
 そしてこんな記事を書いたのも、つい先日複合機のインクを買ったからです。割と持つな。

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