見出し画像

人生の中で1番頑張った瞬間は?

人生の中で1番頑張った瞬間は?


ある方と話していた時に聞かれた。


候補はいくつかあった。


浪人期に予備校に通いながら夜暗い公園で毎日ボールを蹴り続けたこと。

大学3回生の時のコロナ部停期間に毎日走り続けたこと。

手術をして毎日リハビリに通いつめたこと。

就職活動時期に部活、アルバイト、面談、面接で予定をパンパンにして毎日奔走していたこと。


答えは


昨シーズンの前期と後期の間にあった約1ヶ月のウィンターブレイクの期間に毎日10km走り、筋トレも何セットもして、ボールも何時間も狂ったように蹴ったあの期間だった。


前期で一切結果を残せなかった自分にとって、ここで成長できないと契約が切られるという恐怖を常に持ちながらの日々。

怖くて怖くてやり続けた。

周りが心配するくらいやり続けた。

昨日より10km走のタイムが上がったことだけが唯一の心の支えでくる日もくる日も走り続けた。

そんな地獄のような日々を人生で1番頑張った期間にあげた。


以前noteにも書いてはいるが、残念ながら自分が思い描いていたような華々しい活躍はすることができなかった。

詳しい内容は下に貼っているnoteを見て欲しい。



ドイツでの話をすると99.9%の人が「すごいね」と褒めてくれる。

「そんなすごい人周りにはいないよ」とまで言ってくれる。



でもタイトルの質問をされた方は違った反応をした。


「それはすごいね、すごいけど、、」


けど???


その後に続いた言葉は、

「今です。って言えないのが残念だね。」

だった。

その通りだった。



一応自分の名誉のために言っておくと(というか言っておきたい笑)、

別に今適当な生活を送っているわけではない。


日中はオンラインで仕事をして、

子供達向けのイベントをしたり相談に乗ったり、

海外でサッカーしてる選手たちで集まって新しいことをしようと取り組んでいて、

そしてもちろんサッカー選手としても活動していて、、、


などなど色々しているが全てを書くと本題とは逸れてしまうので今回はこの辺まで。


とりあえず、今は今で毎日やることがいっぱいで充実した時間を過ごしているということである。





あのウィンターブレイク期間を経て確実に強くなった。

だから自分の中の"頑張った"のハードルが上がった可能性もある。

キャパが広がったとも言える。

そもそも、「今俺頑張ってるんですよ!」なんて自分で言うのもカッコ悪いと思ってる。

頑張るのなんて当たり前だとも思っている。



それらを全て差し引いたとしても、

言葉にしないにしても、



"人生の中で1番頑張った瞬間は今です"




と少しでも思えなかった自分がすごくすごく情けなかった。


サッカー選手としての夢はボロボロに崩れた。

サッカー選手じゃなくなってからの夢は?

その夢もまた同じようにボロボロに崩れるの?



サッカー選手としての夢が叶わないと気付いてしまったあの日。

夢が叶わないのになんのためにサッカーをしているかがわからなくなったあの日。

ひとりで涙を流したあの日。


あの日を絶対に忘れてはいけない。


必ず次のステージでは夢を叶えると決めた。


サッカーの時と同じようにやってたらまた同じことになる。


もうあんな想いしたくない。


過去頑張れた経験がある人は強い。


でも過去は過去。


過去に囚われるな。


じゃあ未来は?


未来はどうなるかは誰にもわからない。


未来に希望を持っていても、

未来を嘆いていても、

未来はいつかはやってくる。


"今"頑張れない人がいつ頑張れる?

"今"点を打ち続ける。

"今"は点でもいつか線に変わるから。










「人生の中で1番頑張った瞬間は?」




胸を張って言おう。



「今です」


って。





P.S

自分に発破をかける意味で書きました。

でもきっとこれが刺さるのって自分だけじゃないと思ってます。

もしも誰かにとってこのnoteがポジティブなパワーを与えれていたら嬉しいなって思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?