人生で印象に残っている人は誰ですか？

最近散髪に行きました。


日本にいた時はタイムサービス680円カットで切ってもらっていたので12€(約2000円)は高すぎました。


肝心の髪型は、、、。


顔で何とかカバーしてるからよかったもののなかなかでした。


顔って大事やな！！！(どの顔が言うとんねん)



さてさて、そんな寝言は置いといて質問です。





人生で印象に残っている人は誰ですか？




こういう質問をされると多くの人がポジティブな印象がある人を挙げるのではないだろうか。



学生時代の恩師。


学生時代に出会った親友。


今の上司。


苦しい時に助けてくれた恩人。







いずれにせよ、ポジティブな印象がある人を回答する人が多いと思う。



そういう自分はどう答えるの？って？



例にも漏れずみんなと同じような回答になる。



なんじゃそれ。笑



でもそれだけじゃない。



一見自分にとってネガティブな印象を与える人も入ってくる。


そんな人たちの話をしていく。





ドイツにきて4人と監督と出会っている。


彼らは人生において欠かすことのできない人たち。


1人の監督は自分のことを息子のように可愛がってくれている人。


チームが代わっても気にかけてくれる父のような存在。


(昨シーズンの最後の試合、その人にアツい言葉をかけてもらって試合前にもう泣いちゃってた。（笑）)


いわゆる典型的なポジティブ側で印象に残っている人。



他の3人はネガティブ側の人（笑）



でもその人たちもこの人に出会えてよかったな。と思う。



大切なことに気付かせてくれたから。



全員について書くと長くなるので今の監督との話を書いていく。








今のチームの監督。


かなりの曲者。


長年チームに所属している人でもうまく付き合っていくのに苦労する。


新加入で外国人である自分にとっては尚更。


彼の練習はルールが複雑で難しい。


彼のドイツ語はめちゃくちゃ速くて聞き取りづらい。


彼の話はめちゃくちゃ長いから練習の途中で身体が冷える。（笑）


そんな彼が原因でチームを去る選手は多くいる。





出会えて良かった。って思えるポイントある？？って感じやんな（笑）



でも彼との出会いが自分の人生に与える影響はかなり大きい。






先々週の試合は首位チームとの大事な試合だった。


今シーズンの中でも最も重要な試合。


勝てば優勝争いに残れるが負ければ優勝が遠のく文字通りの大一番。


スタメンを外れた。


チームも負けた。


優勝はかなりかなり厳しくなった。


その試合後に言われた言葉。




「俺が間違ってた。Shuを使うべきだった。」





彼はやっと自分を認めてくれた。



試合や練習でボロカスに言われた。



自分がどんなにいいプレーをしても文句を言われることなんて日常茶飯事。



自分以外の全員が試合に出て自分だけが出れなかったこともある。



チームメイトが代わりに監督に怒ってくれるくらいのことをされたことだってある。





どんなことがあっても毎回の練習に取り組み続けたから。


どんなことがあっても監督と向き合い続けたから。


どんなことがあっても自分のやるべきことをやり続けたから。




その次の試合。


チームは勝利。


そしてその勝利に貢献することができた。


監督は強く抱きしめてくれた。



勿論、まだまだ満足しているわけではない。



でもほんの少しだけ報われた気がする。



彼との関わりの中で


"やるべきことをやっていたら報われること"


"報われるまでやること"



を学んだ。






チームメイトは言っていた。


「あいつはお気に入りを一回決めたらそれ以外の人には強く当たるよ」って。


そして、


「彼は一回決めたことは曲げないからお気に入りから外れたらもう無理だね、、」って。



ドイツ人とか関係なくそういう人は多い。


日本人でもいる。


そりゃ人間なんだから相性だってある。


合う合わないは絶対にある。


みんなから好かれるなんてほぼ不可能。


嫌いになってその人との関係を断ち切ることもひとつの手。


自分のことを大切にしてくれない人に時間を使うなんて勿体無いから。


悪口を言ってスッキリすることは簡単。


嫌いになって断ち切ることも簡単。





でも自分の中で一つ決めていることがある。



絶対に監督の悪口を言わないこと。




「あいつうぜぇ。」



そうやって吐き出してしまえば終わる。


スッキリ。おしまい。



それでどうなる？




わからないことが２つある。



成長のためのヒントはどこに転がっているか誰もわからないこと。


結果が出るのがいつかは誰もわからないこと。



わかることが2つある。


成長のためのヒントを見つけて成長するのは自分だということ。


結果を出すのは自分だということ。



誰かが手取り足取り成長を助けてくれるわけではない。


誰かが手取り足取り結果を出させてくれるわけではない。



全部自分。





言語やフィジカル的に劣る？


圧倒的な実力があればいい。


外国人だから信頼を掴むのが難しい？


圧倒的な実力があればいい。


ライバルは所属歴が長い選手やお気に入り選手？


圧倒的な実力があればいい。



圧倒的な実力がない自分が全部悪い。



全てを受け入れる。



そしてやるべきことをやる。


そうすれば必ず報われる。


必ず。




方向性さえ間違わなければ必ず報われる。



いつ報われるかなんてわからないけど、



報われるまでやり続けるしかない。




それを教えてくれた監督。



そしてその監督率いる大好きなチーム。



今のメンバーで闘えるのも残り6試合。


結果が出るまでやり続けろ、俺。




P.S

色んな人がいる。

良い人もいれば嫌な人もいる。


「あの人苦手だな、、」


「あの人腹立つ、、」


そう思う人は誰にでもいると思う。


意外とそういう人から学べることってあったりするんよね、（笑）


成長のための材料、くらいに思ったら意外と楽に付き合えたりする。


騙されたと思ってやってみて（笑）