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職業はサッカー選手

ご職業はなんですか??



初めて話す人やアンケートなどで聞かれる質問。

学生でもなく、

会社員でもない。

答えは、

サッカー選手。


自分と同世代の人は働いている人がほとんどである。

朝から晩まで働いて本当にすごいなと思う。

僕は働いている人に劣等感を持っていた。

もちろん自分でサッカー選手で生きていくことを決めたので心の準備はしていたつもりだった。

働いている人は必ず誰かの役に立っている。

それは会社のためでもあり、お客さんのためでもある。

あなたが売った商品が誰かの課題を解決するだろうし、

あなたが作った商品が誰かのことを助けるだろう。

あなたが作ったもの、売ったものでお金という目に見える形で結果が出る。




じゃあサッカー選手は???



コロナウィルスが大流行したときにはプロリーグでさえ活動できなかった。

一方で仕事はオンラインにしてでも続いていた。

そう。

サッカーは何かが起きた時に優先順位が低いものである。

サッカーだけじゃない。

スポーツという娯楽は生活に欠かすことができないものではない。 

仕事と娯楽だと仕事の方が圧倒的に重要度が違う。



ドイツでサッカーをしていることを知った人は必ず

すごい!!

と言ってくれる。

それ自体は嬉しいのだが、

「いやいや働いて誰かの役に立っている人の方がすごい」といつも思う。

しかも自分自身はなんの結果も残していない。


「大丈夫か?」って色んな人に心配かけて、

苦しすぎて話を聞いてもらって、

「大丈夫だよ」って何度も救ってもらった。

結果が全ての世界で全く結果を残せていない自分が情けなくて情けなくて本当に悔しかった。




僕はサッカー選手という自分の仕事に誇りを持っていなかった。




シーズンオフの期間に日本に帰っていた。

ドイツにいる間も温かいメッセージをもらっていたが、

実際に会って直接伝えられるとあることに気がついた。


もしかして自分の仕事も誰かの役に立っているのかもしれない。


誰かに感動を与えることができていて、

誰かに刺激を与えることができていて、

誰かの道標になることができていた。


先日あったリーグ戦でそれは確信に変わった。


入場の際に目をキラキラさせながら嬉しそうに手を繋いでくれるエスコートキッズの子どもたち。

ハーフタイムに写真を撮って!と言ってくれるサポーターの人たち。

サッカーしている姿を見て喜んでくれる代理人さんたち。

勝って大喜びしてくれる監督やチームメイトたち。

結果を報告すると喜んでくれる家族や大切な人たち。


誰かの役に立ってるって初めて感じることができた。

そしてもう一つ感じたことがある。

荒木秀介という人間だからこそ意味がある

ということ。

他の誰かじゃなくて荒木秀介だからこそ与えれるものがある。



荒木秀介だからこそできるプレーがあるし、

凡人中の凡人の荒木秀介という人間だからこそ与えれる何かがある。





サッカー選手という仕事も

ものを作る・ものを売るという仕事にも

全て意味がある。

そして、

あなたがそれをしているということに意味がある。

あなたが作っているから、

あなたが売っているから、

誰かの役に立っている。

本当にすごいことだと思う。


色んなことあるけど、

大丈夫。

少なくとも僕は働いている人みんなのことを尊敬していて、

まだまだ自分は足らないなぁって刺激いっぱいもらってて、

僕の役に立っている(笑)

必ず、僕だけじゃなくてあなたの周りの誰かの役に立っている。


そこは自信を持つというより

保険があるような感覚で、

大丈夫!って思えばいいと思う。

これを見てくれてる人もそうじゃない人もみんな!

今の仕事に誇りを持とう。

あなただからこそできる今の仕事がある。

よし、みんなに負けないようにしないと。

頑張ろうぜ〜みんな〜👊👊👊









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