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誰のために人生を生きている?



練習や試合では監督やチームメイトたちに文句を言われたり怒られたりする。

日本人とは違い思ったことをはっきり言う性格でもあるので余計に言われる。

チームメイトたちからすると外国人であり、マイノリティである自分には言いやすいというのもある。(キャラ的にも言われやすいというのもある)

ドイツに来たばかりの時はそれらに対してその都度反応していた。

その度に気分が下がっていた。

監督やチームメイトたちに文句を言われないように、怒られないようにプレーしている自分がいた。

「よし、今日は怒られなかった。」

「よし、今日は文句を言われなかった。」


もちろんその感情だけが残っているわけではないが大きかったのは事実。



怒られなかったらどうなる?


文句を言われなかったらどうなる?



何もない。

本当に何もない。



一つの疑問が思い浮かぶ。



誰のためにサッカーをしているのか。



監督のため?

チームメイトのため?


もしそれらが正解なら一体何が残る?



答えは違う。


 

自分のため。




自分の夢を叶えるためにわざわざドイツまできた。

色んな人に迷惑をかけながら、

色んな人にお世話になりながら、

自分で自分の人生を決めた。

いざとなったら助けてくれる人が沢山いる日本を離れて、

言葉も文化も何もかもが違うドイツに来た。

日本を出たことがなかった僕にとって想像もつかない世界に行く。

何の保証もない。

それでも構わない。





自分で選択して自分で責任を取ると決めた。


その瞬間から僕の人生は動き始めた。






サッカーにおいてミスは付き物である。

足でするスポーツである以上自由自在にボールを扱うことは難しい。

世界一の選手であるメッシ選手ですらミスをするくらいなんだから。

それよりも下手な選手がミスをするのは当然のことであると言える。


開き直るわけではない。


ミスをしたらもちろん反省する。

言われることも受け入れる。

改善する。

それは当たり前。

人生はトライ&エラーの繰り返しだから

その上で、心の中で

「うるせぇ、別にてめぇらのためにサッカーしてんじゃねぇよ。」

って思う。(ちょっと口悪い)

そうやって思えたらいちいち周囲の声は気にしなくなった。


その状態だと自分以外の誰に何を言われようと関係ない。


周りに左右されない。



主導権を握るのは常に自分になる。




これは人生においても同様のことが言えると思う。


誰かに怒られないために、

誰かに変な風に思われないために、

なんて思うことはあると思う。


ドイツに来て特に感じることは、

日本人は場の空気を気にしすぎること。

周りと違うことをすることを避けたがる。


選択をする際に、

みんながこれしてるから自分もこれをしとこう。という思いが影響を及ぼすことは少なくないと思う。

僕自身も何も考えずに小中高大と進学してサッカーをしていた。

みんながしてることが正しいと思っていたから。



タイトルに戻る。



誰のために人生を生きている?



家族のため?

友達のため?

顔も名前もわからない人たちだらけで作られてる世間のため?



違う。



他の誰でもない、


自分のため。



自分以外の誰かの影響を色濃く受けた選択をし続けて何が残る?

それでうまくいかなかったら誰が責任をとってくれる?


残るのは後悔だけで、

誰も責任をとってくれない。


あぁあの時こうしとけばよかったなぁ。

と後から自分が思うだろう。


25年しか生きていないがそれでも後悔って沢山ある。

今まで自分のために生きていなかったから。

これから先、何年生きれるかわからないが、そのペースでいったらどうなるんだろうかと不安になる。

「あぁ良い人生だった」って人生の最期に振り返る人生



「ああすればよかった」って人生の最期に振り返る人生

選べるならどちらがいいだろうか。


前者の方が圧倒的に多くなるはずだと予想する。



その状態になるためには自分のために自分の人生を生きる必要があると思う。



これまで多種多様な人に出会ってきた。

国籍も、性別も、年齢も様々。

残念ながら日本では幸せそうだなって見えた人はあんまり多くない。


ドイツ人はすごく幸せそうに見える。

ドイツ人は周りを気にしない。

感情をそのまま表現するし、

空気を読んで行動したりしない。


みんな自分のために自分の人生を生きているから。



お金を稼いでる?

高層ビルに住んでいる?

高級車に乗っている?

そんなことよりも大切なものに気がついた。

上であげたもののように形があるものではない。

目には見えないかもしれない。

でも大切なこと。



自分のために人生を生きること。



楽じゃない。

責任は自分で取らないといけない。

何も考えずに周りに合わせて人生を生きていたら楽かもしれない。(自分もそうだったように)

勿体無くない?

 




自分のために人生を生きよう。


荒木秀介の本当の人生はまだまだ始まったばかり。


もちろんこれを読んでくれてる方もまだまだこれから。



人には無限の可能性がある。

人はいつでからもどこからでも何者にもなれる。

全ては自分次第。

人はいつ死ぬかわからない。


泣いても笑っても一度きりの人生。








誰のために人生を生きる?



答えは、


自分のために人生を生きる。
































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