007 農業研修の記録

2021.09.09

今日もピーマンの収穫からのスタート✊

昨日までとは違う圃場で収穫しました。
すぐ隣で同じ1年目なんですが、生育が良く、ピーマンが鈴なり状態。

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▲鈴なり状態のピーマン(わかりにくい写真ですみません…)。

ここの圃場は地主さんが昨年まで使われていたとかで、昨日まで作業していた圃場よりも土の物理性が整っていたそうです(もともとの土質も関係しているみたいなのですが)。そのため、同じ時期に植えたピーマンでも、肥料の効き方や土の中の微生物の状態が良く、生育に違いが出ている、と教えてくださいました。

あの8月の長雨・大雨を乗り越え、こんなに元気に育っているピーマンにびっくりしました。一つ一つの重さも、大きさも、照り具合も、全然違います。

節間の間隔も違い、本日収穫したピーマンのほうが短く、ピーマンの株全体を見ても、違うな、ということがわかりました(写真を撮ったのですが、上手く撮れなかったのでまた後日載せたいと思います…)。

今日のピーマンの状態を見て、土づくりの大切さを実感しました。



午後からはまず、ミネラル肥料づくりをしました。

硫黄、マグネシウム、鉄、ホウ素、マンガンが含まれた資材を混合し、それを5反分作りました。総量約300kg!

ミキサーを使って混合しました。
資材の形状がそれぞれ違っていて、粉末だったり、シャーベット状だったり、粒だったりで、機械を使うとはいっても均等に混ぜるのが難しかったです。

混ぜ終わったら、6日に苦土石灰・8日に発酵鶏糞をまいた畑で、作成したミネラル肥料を散布しました。

え、もう苦土石灰(苦土=マグネシウム)まいているのに、またマグネシウム入りの肥料をまくの?と思われるかもしれませんが、この理由はそれぞれ効く時期が違うからです。
今回散布するミネラル肥料に入れたマグネシウムは水溶性のため、早く効きます。それに対して、6日にまいた苦土石灰は後から効いてくるため、結果として、マグネシウムの肥効が長続きすることになるそうです。
マグネシウムは、光合成を行う葉緑素の大事な構成成分。これをどう効かせるかが重要なポイントです。

ミネラル肥料の散布は、背負い式の肥料散布器で行いました。
1反あたり約60kgと少ないため、手動で薄くまきます。

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▲肥料散布器で、ミネラル肥料をまく様子。

重さがあって大変だったのですが、それよりも均等にまくことのほうが難しくて大変でした。ミネラル肥料のまき方次第で生育にバラつきが出るそうで、昔から不器用な私はとても緊張しました。
研修とはいえ、YASKI FARMさんの畑なので、野菜が無事に育つかドキドキです…。
でも、まく作業自体は楽しかったです!


今日もいろんな学びがありました。
今週ラスト1日頑張ります!


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