015 農業研修の記録

2021.09.21

今日はまず、昨日のマルチの張り残しがあったので、それをやってしまった後、予定通り種まきをしました🌱

今日植えるのは、大根4種とビーツ、ほうれん草、春菊!

大根4種は出荷用で、ビーツとほうれん草、春菊は自分たちで食べる用です。

ちなみにビーツは私の希望で植えさせていただきました!就農後に作りたい野菜の1つなんです🌱このように研修中に試させてくださるので、大変ありがたく思います😭

昨日は、小松菜を手押式播種機で植えていきましたが、今日は手でまいていきました。
その理由として、自分たちで食べる用は少量だからというのもあるんですが、マルチを張っているところに植えるからです。

「じゃあ、なぜマルチを張ったのか?」なんですけど、YASKI FARMさんの地域では今の時期に植えるのは遅く、地温を上げて育てる必要があるからです。

そしたら次は、「なぜ遅れてまくのか?」という話になるのですが、今年の夏の大雨の影響で、土壌の太陽熱処理ができなくてメインで作っている人参の土づくり・播種が遅れたり、ピーマンの対応があったりなどで忙しく、例年通りに作業を進められなかったからなんです。
そのため、予定より遅れてやっと今日、種まき作業をすることになりました。

最初に植え方を教えていただき、あとはひたすら植えていきました!

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▲まき方を教えてもらってます。 種がギリギリ見えないくらいの深さでまきます。


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▲種まきの様子。 




午前中で終わりきらなかったので、午後からも種まきの続きをし、途中中断して昨日のように外で座学をしました(小祝さんの本『有機栽培の基礎と実際』の内容に沿って)。

今日学んだことを先に言いますと、「作物の生長の流れを順にみていくと、最終的に得られる収穫物は" 太陽エネルギーのかたまり "といえる」ということです。以下、そのまとめになります。


◎なぜ、収穫物は" 太陽エネルギーのかたまり "といえるのか?
→作物は、太陽エネルギーを使って炭水化物を合成し(光合成)、合成した炭水化物を体づくりの材料・活動のエネルギー源として使って、収穫物を生み出しているから。
※収穫物の例:茶(新葉)、ほうれん草(葉)、大根(根)、トマト(実)

◎太陽エネルギーが収穫物となる工程は、①製造部 ②運搬部 ③合成部 という流れで考えることができる。

①製造部(葉緑素)
…太陽エネルギーを使って炭水化物を合成する(光合成)。

②運搬部(導管、篩管、気孔)
…炭水化物から取り出したエネルギーを使って、合成した炭水化物や根から吸収した養水分を各器官に運ぶ(転流)

③合成部(新葉、根、茎、花、実)
…炭水化物から取り出したエネルギーを使って、転流した物質(炭水化物、養水分)から有機物を合成・蓄積し、細胞や器官を作り上げる。

以上のことは、太陽の光や炭水化物が作物の生長にとってどれだけ重要であるかということが理解しやすい内容ではないかなと思います。




そしてその後、農業研修機関の方が月一回の研修状況の確認で来られたので、いろいろとお話をしました。

研修状況の確認は、受入農家さんと研修生の両方にお話を聞かれるかんじで、その月の作業内容や評価などの話をしています。

堅苦しくなく、和やかな雰囲気です😊

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▲農業研修機関の方とお話し中。




その後は、午前中からし続けている種まきを終え、同じ圃場内に植えている人参の除草作業をし、最後はまたまた種まきでケールとカブを植えました。

実は、ケールも私の希望で植えさせていただく野菜です。前職でケールの栽培をしたことがあり、こちらも就農後に作りたい野菜の一つとして考えているので、自分たちで食べる用で作らせていただくことになりました。

カブは、YASKI FARMさんの得意野菜なんだそうで、とってもとっても楽しみです(すごい甘いらしいです)。



今日は、たくさんの種類の野菜を植えました!YASKI FARMさんが「BLOF理論でつくる野菜は本当に美味しくて、冬野菜は特に最高だよ。」とおっしゃっていたので、収穫が待ち遠しいです✨

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