012 農業研修の記録

2021.09.16

午前中はナスと、3つ前の投稿(009)から触れている復活ピーマンの収穫!

ナスについては、研修始まって初の収穫です。
コンテナ2つ分たくさん採れました!

ピーマンについては、赤くなりかけているものや病気にかかっているものもところどころありましたが、つやつやなピーマンが収穫できました。
なかには、片手で握って手のひらに収まりきらないくらいのサイズもちらほら…。

私も、大雨の被害に遭っても何があっても、元気に育つ・復活できる野菜づくりができるようになりたいです。しっかり勉強したいと思います。



午後は、人参の畑の除草作業をしました。

今日行った人参畑は、004・005・007の投稿で施肥した畑とは違う場所で、なんと山のてっぺんにあります。

体験研修のときに一度来たことがあったんですが、目の前には青い空と草原、山々が広がり、「ここは阿蘇なの?」と思ったほどの景色です。目の前に広がる山々の正体は阿蘇の外輪山。
初めて来たときは、山都町にこんなところがあったんだ…と本当にびっくりしました。そして、こんな景色のいいところで農業ができるなんて、羨ましいなと思いました。

しかし、元々この場所は耕作放棄地だったところで、農業ができないと言われていたそうです。
山のてっぺんなので、風が強く、冬には-15℃にもなるんだとか…(私も山都町に住んでいて、この場所は家から車で15分ほどしか離れていませんが、こんなに寒くはなりません。この数字に驚愕しました…)。

そして実はこの場所、YASKI FARMさんが最初に野菜をつくった畑なんです。
東京から移住してきて農業経験ゼロ、身内もいらっしゃらなかったため、なかなか畑を借りられずに1年が経過。やっとの思いで見つけた場所だそうです。

荒れた土地だったため、ユンボ等を使っての開墾作業からスタート。
そしてこの畑で、1年目から野菜の栽培に成功されたそうです😳!

地域の方々に認められ、現在は4haの面積で野菜を作られています。

…もう尊敬しかないですね。はい。

YASKI FARMさんたちは「自分たちが農業経験ゼロでも成功したのは、BLOF理論を学んだから」とおっしゃっています。
私もBLOF理論をしっかり学んで実践で発揮できるようになりたいです(午前中のピーマンの話の終わりにも同じようなこと言いましたが)。



話は人参の除草作業に戻りまして…

1つの畝に4条植えてあったので、その条間の除草作業をしました。

使った道具は、「たがやす」と「たがやすパワー」
コロコロ転がすと、除草だけでなく土寄せもできる便利な道具です。
「たがやす」は今回初めて買った新入り。
値段も作りも違うので、いろんな道具を試して比べてみようということで2種類用意されていました。
「就農後の参考にしてね。」とのこと。ありがとうございます😭
※ちなみに、たがやすパワーのほうが1万円くらい高いです(サイズにもよりますが)。

私は、「たがやす」を使わせていただきました。見たことのあった道具で使ってみたいと思っていたので、結構ワクワクしていました。

が、思ったより力が必要でした。土の塊がたまに詰まってなかなか進みません(泣)姿勢も少し前屈みになるので、腰もだんだんと痛くなってきました。

プラス、雑草と人参の見分けがつかず、だいぶ目を凝らしながらの作業で、誤って人参を取ってしまわないかとずっとドキドキしていました。
天気などの関係もあり、除草のタイミングが遅れてしまったそうで、いつもだったらわかりやすいそうです。
※ちなみに、今回は人参の本葉が1枚出ている状態での除草です。

すごい苦戦しながらやっていたのですが、私の作業スピードが一番遅く、これは要領が悪いんだなと反省…(昔から不器用なのもので…泣)。
そう思っていたら、終わり際に他の方に「たがやす」を使ってもらったところ、「こっちのほうが力がいるし、土の塊も詰まりやすいかも。」とのこと。
「たがやすパワー」という名前だけあって、使い心地が違うみたいです。

まあでも、本当に私の要領が悪いだけなのかもしれないので(本当に不器用なんです)、今度は「たがやすパワー」使って比べてみたいと思います。


午後からの約3時間、3人で、4~5反分の除草作業のほとんどを終わらせることができました。

今日やってみて思ったのは、もうちょっと体力をつけないといけないな、ということです。


帰りに下りていくとき、なんと車から遠くのほうに海が見えました。
山都町は海に面していません(なんてったって「山の都の町」と書きますからね)。
天気がいいと、長崎の雲仙普賢岳もしっかり見えるそうです。
どんだけ高いんだここ…と思いました。

一日の最後にいい景色が見れて良かったです。

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