008 農業研修の記録

2021.09.10

本日もピーマンの収穫から。
たくさんなっているので、どんどん収穫です!

スピーカーで音楽を流しながらの作業だったのですが、選曲がおしゃれすぎて、ここはカフェか?と思いながら収穫してました。

※YASKI FARMさんは音楽がお好きで、農業をする前は東京でバンド活動をされていました。熊本に移住後の今も、農業とバンド活動の両方をされています。

ゆったりした気持ちで作業できて、最高です😊



午後からは、BLOF理論についての座学をしました。

月曜日の続きで、『有機栽培の基礎と実際(小祝政明さん 著)』の本を読みました。

本日読んだ部分の学びは、

① 施用する有機物を腐敗させないように気を付ける(好気的発酵もしくは嫌気的発酵させたものかどうかで、施用する方法や場所を判断する)。

② 作物は、炭水化物をつくりだし(光合成)、その炭水化物を活用する(エネルギー源と体づくりの原料として)ことで生きている。

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▲②についての図  ※化学反応式は簡単に書いています。

③ 慣行栽培の場合、"光合成でつくられた炭水化物"と"根から吸収した無機態窒素"を使ってアミノ酸を合成し、細胞づくりに使われる。

④ 有機栽培の場合、根から有機態窒素(アミノ酸など)を吸収し、そのまま or 少し形を変えて細胞づくりに使われる。よって、③のようにアミノ酸を合成する手間が省けるため、効率のよい細胞づくりができる。また、有機態窒素は炭水化物部分をもつので、繊維類づくりの材料やエネルギー源にもなる。

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▲④についての図  ※わかりにくかったらすみません…

⑤ ②と④についての図からわかるように、有機態窒素は「光合成の代替物」となる。そのため、作物中の炭水化物にゆとりが生まれ、繊維を強固にして病害虫に強くなったり、糖類やビタミンCなどに変換されて高品質につながったりする。また、天候不順のときは光合成を補うことができる。

⑥ 水溶性の有機態窒素を施用すると、作物に吸収・利用されやすい。

です。

作物の育つ基本となる物質が炭水化物であることと、有機栽培のメリットがわかりました。


本を読んだ後は、今週施肥をした人参の畑(苦土石灰や発酵鶏糞、ミネラル肥料)の施肥設計内容を見させていただきました。

施肥設計には、小祝政明さんが作成されたソフトを使われています。

今日は、簡単にソフトの見方や、人参の畑の施肥設計で設定したそれぞれの数値の理由などを教えていただきました。

ソフトの使い方など詳しいところは、またこれから教えていただけるとのことで、楽しみです。



座学後は、研修に来ていた大学生の方が最後だったので、YASKI FARM 鳥越さん宅でお疲れ様パーティーをしました🥳(もちろん少人数ですよ)

YASKI FARMバンドも聴けて楽しかったです!

来週も頑張るぞー!

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