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急成長中のデジタル配信サービス「ナンバーナイン」のミライ

どうも、ナンバーナイン取締役COOのあらけんです。ナンバーナインはとにかく急成長を続けており、現在、採用を絶賛強化中です。おかげさまで沢山のご応募をいただいております。選考の面談、面接を繰り返す中で、質問されることが多いのが、

会社としてのナンバーナインの方向性

についてです。


ナンバーナインでは大きく2つの事業、デジタル配信事業とコンテンツ事業があるのですが、コンテンツ事業(WEBTOON中心)については下記の記事に譲るとして、デジタル配信事業(以下デジタル配信サービス)の今までと今後について少し書いてみようと思います。


読んで欲しい人


・少しでもナンバーナインで働くことに興味がある方
・デジタル配信サービス「ナンバーナイン」を利用しようか悩んでいる漫画家さん


そもそもデジタル配信サービスって何?

デジタル配信サービスは、漫画家さん個人が眠らせている漫画をお預かりし、取次やストアを介して個人では配信が難しいストアに、電子書籍を配信するサービスです。お預かりする漫画は、

・絶版になってしまった漫画
・Twitterに掲載したオリジナル漫画
・コミティアやJGARDEN向けに作成したオリジナル同人誌
・何らかの理由で単行本にならなかった漫画
などなど

さまざまです。これらを電子書籍化し電子取次を利用しながら、最大150近いストアで配信をしています。そして、売上の中から一部手数料をいただき、残りをお戻ししています。

サービスの詳細ははこちら


デジタル配信サービスが生まれた背景


なぜ、この事業が生まれたかというと、きっかけは漫画家さんの「困っている」の声からでした。「原稿としては数巻まで描いたものの、単行本は1巻しか出ておらず、電子化もされていない作品がある」と相談を受けて、何かできないかと考えはじめたことがきっかけです。

※当時は配信代行事業と呼んでいました

当時ナンバーナインはマンガトリガーという漫画アプリを運営していたのですが、正直伸び悩んでおり、次の事業を探していました。これはもしかするとチャンスかもしれない。一度、電子化してテストしてみよう!ということでチャレンジを開始しました。

弊社以前にも類似サービスを運営している会社さまはあったのですが、デジタル配信は、今ほど一般的ではなかったと認識しています。ナンバーナインは、眠ってしまっているすべての漫画作品に可能性があると考え、「すべての人に、すべての漫画を」というミッションを掲げ、より手軽に、より簡単に、そして何よりも作品を「売っていく」ことに力を入れて、事業を積極的にPRし、徐々に市民権を得るサービスになってきました。


デジタル配信の何がいいの?なんで成長しているの?


デジタル配信サービス ナンバーナインが成長している理由は、下記2点です。

・可能な限りすべての漫画に対応するための仕組み化
・配信に限らず「漫画家さんの困った」を解決しようとチャレンジし続けている


可能な限りすべての漫画に対応するための仕組み化


デジタル配信サービス「ナンバーナイン」では可能な限り作品を受け入れるというスタンスを持っています。

経年劣化でボロボロになった紙の原稿から、短い読み切りまで、電子書籍ストアのレギュレーションを満たしていると判断できれば配信へ向けて作業を進めています。

月に数百冊以上お預かりすることもあり、入稿をシステム化し、裏側の作業も可能な限りスクリプトや業務管理ツールの連携で効率化しております。最大150近いストア×作品数、また配信形態も巻単位、話単位とさまざまです。膨大なレポートを処理するために、漫画家向けの支払いシステムを構築して、効率化した結果、多くの作品を預かることができました。

また、制作はナンバーナインの圧倒的な強みです。難しい紙原稿や大量の入稿にも耐えるため、宮崎県日南市にラボを設立しています。現在は日南市内に2つオフィスがあり、ほぼすべての電子書籍はここで制作しております。ただ、どうしても難しい原稿についてはお時間をいただいてしまっているのが現状です。(なんとか改善したく、地道に改善中です)


ただし、配信するだけでは電子書籍の売上は、なかなか伸びません。そこで少しでも露出を増やし、多くの読者に届けるためにセール選定できるシステムを構築しています。そして、以下に記載する新しいアクションへもチャレンジすることで、ただ配信するだけに限らず漫画の価値を最大化できないかと探っております。


配信に限らず「漫画家さんの困った」を解決しようとチャレンジし続けている

ナンバーナインでは「漫画家さんの困った」を受け取った場合は、可能性があると判断すれば「とりあえずやってみよう」の精神で、積極的に新しい施策を実施しています。

クラウドファンディング


ナンバーナインでは漫画の続編制作、販促プロモーション、紙書籍化を目的としてクラウドファンディングを行っております。今までは単行本に加え、グッズを買ったりする"完成したもの"に対してお金が支払われていました。しかし、クラウドファンディングを活用することで、プロジェクトを通して、"新しい漫画を生み出すプロセス"の部分にも漫画好きが関与できる新しい体験にお金が払われています。クラウドファンディングは、どうしても仕組み化が難しくオーダーメイドになるため、すべての漫画家さんに向けて提供はできていません。今後は効率化を目指し、少しでも範囲を広げていきたいと考えています。

NFT販売

今、流行りのNFTについても、一部チャレンジをしています。漫画に限らず様々なコンテンツがNFT化される中で、今後漫画がどういう立ち位置になるのかを探るためのプロジェクトでした。

YouTubeチャンネル運営

当時YouTubeの漫画チャンネルが急上昇する中で、漫画動画を作ることができれば、作品の認知度UPにつながるのではないか?とチャレンジしました。このチャンネルも漫画家さんからYouTubeチャンネルやりたいけど、自分だと回らないから手伝って欲しいという「困った」から始まったプロジェクトでした。

ニコニコ静画で『ナンバーナインCOMIC』チャンネル開設

こちらは、配信した作品を新規/既存含めて連載することで売上UPを目指したチャンネルです。個人では配信できない場所に配信できるため、シンプルに新規の読者をニコニコ静画で獲得することができるのでは?というチャレンジでした。


デジタル配信サービス「ナンバーナイン」はどこを目指すのか?


他の事例も気になる方は、2021年にやったことは下記をご覧ください。

ナンバーナインは漫画家さんの「困った」に積極的にアクションを進めていきます。とにかくスピードを重要視する会社なので、チャレンジした後、失敗に終わることも多々あります。チャレンジに対しての失敗は許容する文化です。しかし、そんなチャレンジの中から、デジタル配信や確定申告代行サービスが生まれました。今後は、クラウドファンディング、マネジメント、ECなど配信以外の領域にも事業を拡大して、漫画の価値を最大化していきます。

もちろん、漫画を描く根源は稼ぐだけではないと思います。しかし、稼いぐことができず続きを描きたくても描けない漫画家さんが多くいらっしゃるのも事実だと思います。今の時代で実現できる新しい漫画家のスタイルをナンバーナインとして提示していきたいと強く願っております。

Web上のコンテンツは、文字から画像、画像から動画、現在は短尺の動画がトレンドの最先端です。歴史の中でハードの進化とともに、情報がより多い方向に進んできたと思います。次はVR空間のような3Dの中でのコンテンツが主流になるかもしれません。ただ、そういった流れを無理に止めようとするのではなく、漫画家さんと一緒に漫画を活かしながら多角化することで、エンタメのコアとしての漫画を広げ、今後も漫画市場を広げていくことができると考えています。

to ナンバーナインで働くことに興味がある方

そういったミライを一緒に実現していきたい!と思える人、漫画関連の仕事ができるのが面白そう!だけでも結構です。ぜひ、カジュアルにお話できますと幸いです。

募集は下記の通りです!(下記にない募集もございますので詳しくはWantedlyの募集をご確認ください!)


to デジタル配信サービスに興味がある方

ナンバーナインでは、あなたの漫画をオンライン上で簡単に入稿し、国内最大150近い電子書籍ストアへ配信することが可能です。

ぜひ、コチラよりご登録ください!







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