思いは宿る
来年小学生になる娘に携帯電話を買ってあげてから、毎日電話が掛かってくるのはいいのですが、電話の時、何故かギャルみたいな喋り方になる娘の将来が少し心配になった今日は。
作品には作った人の感情や思いが宿るという話をしたいと思います。
多くの人は、分からないこと・未知なこと・見えない物・科学的に証明されていない事は「宗教」か「詐欺」でざっくりひとくくりにするので、普段人には話さない話です。
【作り手の思いは作品に宿る】
これを最初に感じたのは、学生の時に京都で金剛力士像を見た時です。
生で見た時のその迫力と緊張感。
大学生だったぼくは、思わず足を止めて息を飲みました。
その空気に子供は怖がり、泣き出す子もいました。
【金剛力士像の迫力を生み出すもの】
そんな空気を生み出しているものは何なのかと考えると
・ただ単純に顔が怖い
・ドでかい
と色々と推測ができますが
あの肌で感じるピリピリとした威圧感はやはり目に見えにない所からきているように感じました。
それは、きっと作り手の思いだと。
きっとこの金剛力士像を作った職人は、それこそ鬼のような形相で、命を削るような思いで、魂を削りながら、一つ一つに神経を注いで作りあげたんだと思います。その職人の思いが、何年もたった今でも作品から伝わってくるんだと思います。
#素敵な話
【思いは宿ると信じてものづくりをする】
信じるか信じないかは、あなた次第。
ぼくはそう信じています。
自分の肌で感じたことや直感、それは紛れもない事実だからです。
だからこそ、リフォームの現場でも、段取りや工程、職人さんとのコミュニケーションや発する言葉、現場の空気を大切にしています。
職人さんが少しでも楽しく働けるように、お客様に喜んでもらえるように。
そんな住まいからはきっと幸せな波動が出るに違いありません。
職人さんが不機嫌につくった住まいから、いい波動が出るはずがない。
ご飯を作る時
文字を書く時
家庭菜園をする時
これからも、何かを作る時は
「思いは宿る」
と信じて物作りをしたいと思います。
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