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#7 ヒソヒソ話もできないの|発達障害児を分子栄養学で育ててみた

息子が幼い頃、彼の落ち着きのなさは目に余るものでした。ファストフード店に行っても、彼は3秒と座っていることができず、外食は常に大変でした。勉強も困難で、丸が描けないことがありましたし、線と線を結べないこともありました。

また、いつも奇声を発していました。ギャーギャーギャーギャーと叫びながら、ひそひそ話ができない子供でした。これらは発達障害の特徴であり、本人は声を抑えようとしているつもりでも、調整できませんので、理解していただければと思います。

これらの運動機能に関して、神経伝達物質のドーパミンが重要な役割を果たしています。ドーパミンはアミノ酸から作られ、その中でも特に重要な役割を果たすのがナイアシンです。ナイアシンはビタミンBの一種であり、発達障害の子供たちには通常の摂取量の10倍から20倍が必要とされます。

ただし、ナイアシンは大量摂取するとナイアシンフラッシュという現象が起こり、手先や体に不快な感覚をもたらします。ナイアシンアミドはこの副作用を軽減し、安全に摂取できる形です。

ナイアシンは動物性タンパク質に多く含まれており、お魚やお肉から摂取できます。動物性たんぱく質を摂取しないヴィーガンの場合は、腸内環境が良ければ、トリプトファンからナイアシンを体内で生成することができます。

腸の健康は非常に重要であり、プロバイオティクスはそのサポート役を果たします。ただし、最適なプロバイオティクスの選択は個人によって異なります。自分に合ったものを見つけるためには、試行錯誤が必要です。

プロバイオティクスを摂取する際には、便の状態を注意深く観察することが重要です。さまざまな種類の菌が腸内に存在することが健康に良いとされていますので、一貫した摂取よりも、種類を変えながら摂取することをお勧めします。

今日のポイントは、ドーパミンを適切に生成し、多動を抑制するためには、ナイアシンを活用することです。また、ナイアシンをサプリメントとして摂取する場合は、ナイアシンアミドの形を選ぶことが重要です。

以上はstand.fmの要約記事です
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