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#15 人を判断する基準って何?|発達障害児を分子栄養学で育ててみた

発達障害の子どもたちは、確かにお勉強や集団行動は本当に難しいですが、お勉強や集団行動ができないからといって、心が劣っているわけではありません。

お勉強や集団行動ができないと、なんか頭も悪いんだぞ、というように思われることがありますが、実際には心のあり方は普通のお子さんと全く同じです。

困っている人がいたら助けたいと思うし、優しく接したいと思うし、褒められたら嬉しいし、悲しんでいる人がいたら、どうしたらいたわってあげられるか考える感情を持ち合わせています。ですから、道徳性は普通のお子さんと同じだと思っています。

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息子は優しい子でした。道で困っている人がいたら助けることがよくありました。羞恥心が少し欠如していたので、恥ずかしがらずに手伝ったり、そういったことができるところがありました。

バスやモノレールが混んでくると、率先して席を譲っていました。大きな声で「僕が譲ります」と言って、ご高齢の方に席を譲ることもありました。ありがとうと言われると、とても嬉しそうでした。

乗り物が混んでいたら、必ず席を立つことは息子にとって当たり前のことでした。

東京で混んだ電車で席を譲ろうとしたとき、立ち上がった瞬間に別の男性が座ってしまったことがありました。すると息子は大きな声で、「僕はおばあさんに譲るつもりで、立ったんです。おじさんに席を譲ろうと思って立ったわけではありません」と叫びました。

私は少し心臓が止まりそうになりましたが、幸いなことに何事もなく終わりました。

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息子には困っている人を放っておけない性格がありました。よくおうちからものを持っていって、ホームレスの方にあげたり、そういったこともよくやっていました。

大学では、同じグループの子が鬱になって大学に行けなくなったことがありました。その時、息子はとても心配して、その子のアパートにご飯をもって行ったり、看病をしたりしていました。

ついに単位が取れなくて留年になるかもしれないということになり、息子は自分でその子の親の会社を調べて連絡して、状況を伝え、ご両親が駆け付けたこともありました。その後、感謝のお手紙をもらい、とても嬉しかったです。

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また、東京の予備校に通っていた時には、同じ沖縄出身の友人が熱を出して大変な時にも、息子は友人を病院に連れて行き、看病しました。

休みに帰省しようとしていた時で、そのまま置いていけないということで、症状が少し落ち着いた頃に沖縄へ一緒に連れて帰ってきました。

私は息子がとても優しい子に育ったことを誇りに思っています。

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ですから、今日伝えたいことは、発達障害だからといって見下さないでくださいということです。

お勉強ができないことや社会的なことも、何もないような雰囲気で言われることがありますが、それは全く違います。特に日本では、こういった差別的な考え方があります。

しかし、息子を語学留学やホームステイでアメリカへ行かせた際には、事前に発達障害であることを伝えましたが、差別的な扱いは受けず、むしろ息子の特性を理解してくれる人が多かったです。

ですので、みなさんにも温かく見守っていただければと思います。


お知らせ

沖縄県宜野湾市「新垣形成外科」にて分子栄養学に基づいた栄養療法を行っております。遠方にお住いの方へは、ZOOMでの栄養カウンセリングを行っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

新垣形成外科

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