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郷土紙という超ローカル新聞(連載18)再開告知←誰得?



待望ではなくても連載再開!


このシリーズ、前回のエントリーから1年半以上あいてしまいました。
その間に、少なからずフォローくださった方、生暖かく見守ってくださった方、感謝しています。
あまりにも更新が少ないので、解除してしまった方も多いですよね。
待望ではありませんし、誰得?って感じですが連載再開いたします。

本連載は、2020年夏にスタートしました。しばらく続いたのち、2年ほど休肝、休刊。2022年冬に再開するかと思いきや2本出稿しただけで再び休眠。
おまえは、三年寝太郎か!というセルフツッコミをしなくてはならないほど書いていませんでした。ネタは豊富にあるのに…。

今度は、再アップする前に多少原稿を仕込んでおきました。週1〜2本ペースでじわじわと公開できる見込みです。

ワインやウイスキーと違って、過去のできごとは、いくら寝かしても熟成しません。お刺身とまではいきませんが、ビールや日本酒程度には、鮮度を求められるのです。

本連載のソースは、私が働いていた2000年代半ばから終わりから少し10年代のできごとがメインです。ほかに、退職後にやりとりしている元同僚から仕入れている比較的最近の話もあります。
変化の少ない田舎のできごとですから、十数年前と同じことがそれなりに続いていることも多いです。しかし、スマホが普及していないときのできごとは、どうしても昔話にみえてしまいます。
できるだけ早く解凍し、お届けしたいと思います。

これまでのおさらい


まずは、ブランクを埋めるべくここまでのおさらいを。
このお話は、発行部数1万部という超マイナーな田舎の新聞、郷土紙(きょうどし)または地域紙と呼ばれる新聞社のことをつらつらと書いています。
地方都市…平たくいえば田舎の狭いコミニュティでのメディアの実態と存在意義、ローカルメディアが果たす役割などを語るわけです。
とはいえ、実際にはそんなにエラそうなものではありません。郷土紙の記者だった私の失敗談やおいしい思いをした自慢話、低みからぴょんぴょん飛んだり背伸びして、無理矢理マウントをとっている(誰に?)だけの内容です。

この連載の読者は数えるほどですが、万が一書き手や新聞社が特定されると問題になることもあるかもしれません。何かの拍子に訴えられないためという我が身かわいさ保身のために架空の地域を舞台に置き換えました。さらに数字やイニシャル、仮名から想像されにくいように自治体の人口、おもな団体名称、登場人物、発行部数など、多少筆が入っています。


本連載の舞台


遠浜県南部地域の中核都市・本郷市を中心とする3市5町60万人の地域です。
県名、市町名はすべて仮称です。

地方都市、それも県庁所在地から離れた地区で県内2位から4位くらい、人口規模でいうと20〜30万人くらいの市を核にした昔の藩レベルの経済圏をイメージしてください。

私が所属していたのは本郷日報。もちろん仮名です。
本連載では、固有名詞については基本的に仮称、仮名ですので以下但し書きはつけないこともあります。

発行部数は、公称1万部。←ここは、特定されないように実際の発行部数とは違います。郷土紙は、おおむね5000〜5万部くらいにおさまります。

ライバル紙が同程度の発行部数の郷土紙、後発の南遠浜新聞です。発行部数が同程度ということは、追いつかれてしまったということです。
小さな新聞社が存在する地域というのは不思議なもので、小さな街なのに同じ規模のライバル紙が存在することがあります。

このほかに、郷土紙とは発行部数で文字通り「ケタが違う」スケールの大きな県紙、地元のケーブルテレビであるホンゴーネット、コミニュティFMのエフポンことFM本郷などが取材仲間兼ライバルです。

私は、郷土紙発行の新聞社を退社して10年ほど経っています。本連載のできごとは、入社半年くらいのできごとで話が止まっていました。

ということで、さっそく次号から本ネタによる連載再開をお楽しみください。

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