【雑記】教習所に通ってます

4月から社会人。先駆けて教習所に通ってます。

車の運転は自分には向いてないって常々思ってた。まだ教習所内しか走ってないのに、運転席に座ると背筋がゾワゾワして、お尻が浮き上がっていくような感じがする。

僕はよく身体をぶつける。あちこちぶつける。扉を通ろうとして肩をぶつけるし、ドアノブに脇腹を刺される。部屋で1人で悶絶して、でも1人で声を上げて痛がるのも恥ずかしくて、ただうずくまってる時間が人生の1桁パーセントは占めている気がする。
身体をぶつける原因は分かっていて、自分の身体がどこまでなのか理解してないからだ。この部屋のどこまでが自分で、どこからが自分じゃないのか全然分かってない。よく袖に引っかかったお箸がコロコロ転がっていくのを眺める事になる。もちろん笑いはしない。

だから、車の運転は怖い。身長170センチ、体重57キロも乗りこなせないのに、1トンとか2トンとか無理だと思ってる。
特に左折が怖くて、助手席の向こう側まで、身体の一部にするのは髪の毛の先まで神経を張り巡らせるくらい難しい。左ばっかり注視してると右が疎かになる。難しい。

街を歩いてると車がビュンビュン通ってるのが不思議でならない。みんなあんな難しいことできるの?顔についてる2つの穴からモノを見てるのは自分だけなんじゃないかと思う。身体そのもので地球の上に立ってるに違いない。

今日も僕の身体は目だけで生きてる。目が宙にフワフワ浮かんで、それ以外の部分は必要な時だけ出てきてくれる。FPSのゲームみたいに身体の存在はどこかに忘れてきちゃったんだと思う。

あー社会人になりたくない。

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