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スペインに住んでいながらスペイン語が話せなかった理由

おはようございます、こんにちは、Mariaです。相棒が目覚める時間にはまだ夜空が広がって星が綺麗、と聞いたので早起きしてみましたが、今日は曇りでした。残念。。でも早起きは気持ちがいいですね。

さて、今日は自分のことを。今自宅で学習中のスペイン語についてお伝えします。今回は、スペイン語を真剣に独学し始めるまでの経緯をお話しします。

● なんでここまでスペイン語が話せないのか?

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普通、移住を決意して、スペイン語が話せないなら日本にいる前に勉強を始めるものですが、当時、父の看病や仕事に追われており、語学学校へ行く時間がありませんでした。あの頃やっておけば、、と今も少し後悔があります。

そんなこんなから8年。なのに、私のスペイン語力は当時5歳だった甥っ子のそれと大幅に差をつけられております。

それもこれまで相棒の転勤で人が少ない街を転々としたり、相棒と英語で会話をしているうちに、スペイン語を学ぶ意識が薄くなっていたからでした。

スペインは、マドリッドやバルセロナのような都会以外はほとんどの人は英語を話さないので、彼らの早口スペイン語に対応しなければなりません。しかし、私は主婦として買い物やご近所さんとの挨拶程度なら何も困ることはなかったのです

● 必然性を自覚した6年目

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5年ぶり2回目のビザ取得の際、相棒の手を借りてアポを取っている自分が恥ずかしくなり、その頃から勉強時間を増やしてはいました。

相棒も同感で、スペイン語を話さない私を心配するようになり、私にスペイン語だけの会話を強いるようになりました。しかし、基礎が伴わない私の能力にイラつく相棒と毎日喧嘩が絶えませんでした。

スペイン語がらみの険悪ムードがピークを迎えたのが1昨年のクリスマスでした。

相棒一族が集結して行うパーティーの帰り道、私に相棒が悪態をついたのです。

今でも家族との会話の輪に入りません。なぜなら、彼らがローカル生活にズッポリでご近所や友人のゴシップばかりでつまらないからです。が、彼は私がスペイン語を話せないからだと思い込んだのです。

これからずっとスペインにいるんだろ?なんでそんなにスペイン語下手くそなんだよ!

これはショックでした。

● 国際結婚の障壁

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私たちはとても仲の良いカップルの方だと思います。まあ飽きもせず喧嘩は毎日ですが、相棒が頑固な私に折れてくれるのと、今日の喧嘩は明日に持ち越さない約束を互いに守っていることも理由でしょうか。

しかし、私たちにとっては言葉の違いは今でも大きな障壁です。他のことでは仲直りできる程度の口論が、私のスペイン語力という問題では取っ組み合いレベルに達していました。これまで思ってもなかった離婚の危機まで感じました。

私たちには英語という共通言語があり、カップルの会話が成立したからこそ結婚しました。が、相棒がスペイン語を強要した頃から、私たちは口数が減っていきました。

● 相棒への不満

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私自身も彼に対する不満がありました。

それまで、私の下手な語力を指摘することはあっても、相棒が具体的に率先して教えてくれたり間違いを正すことはありませんでした。

また、彼は日本語を話しません。日本では私が全面通訳をすることが当たり前のように振る舞う。その態度にストレスや不平等を感じていました。

なのに、独学ではわからないことがたくさん載積する私が質問をすると、ネットで探せ、仕事が忙しくて疲れている、家でまで教師はしたくない、と言う相棒の冷たい反応。

そして何より、僕は日本で暮らすことはないから勉強はしない、と新婚当初の発言も思い出し、それなら私も彼や家族のためにだけはスペイン語を勉強することはするまい、と意地になったのです。

● スペイン語学習に集中したわけ

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それまで私は自宅で日本語ライターのアウトソーシングをしていました。なので、公私ともスペイン語ゼロの生活でした。

そんな時、バルセロナに住む古くからのネット友達が、日本語上級クラスに上がったのを機に私に宿題の手伝いを求めてきました。

彼が一生懸命日本語で質問しているのだから自分もスペイン語で説明ができたらいいのに、と思うようになりました。

ある日、それまでのスペイン語との葛藤を友人に相談したところ、

自分のために勉強してみなよ。スペイン語で話せれば、もっと旦那さんの考えも理解できるかもよ。

私はハッとしました。語学は相棒のため、彼の家族のためと思い込んでいたことが愚かに感じました。

そこで、自分のため、自分が相棒をもっと理解できるために勉強しよう、と切り替えました。

ちょうど、コロナのロックダウン開始時期。これもベストタイミングでした。

相棒には、ライターの仕事は中止して、24時間スペイン語生活を始める、と宣言すると、相棒は、私の決意を真剣に受け止め、

経済的なことや家事も僕の世話も気にしなくていい。頑張ってやってみなよ、

と言いました。

相変わらず語学学校のない土地での生活。しかし一念発起して私の真剣独学の道が始まったのでした。


今日も良い1日を!

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