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女性の生き方を邪魔するのは誰?

おはようございます、こんにちはMariaです。

以前、ジェンダー差別について書きましたが、

その後も女性ゆえの不平等について特筆したものを探してみると少なくないんだな、ということがわかりました。

今日は、その中で気になった事柄についてお伝えします。

● 女性には敵わない、と言う男性

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これには正直驚きました。例えば、女性が社会の中でマイノリティレベルで本領を発揮できない立場である、ということを第三者的に語るのなら理解できます。

が、そう説いている男性自身が、聞いている私より怒っていることに疑問が湧きました。

同僚の男どもが女性の能力の無さや非力さを語る、その慈悲のなさに腹が立つ。自分たちは誰もが母親の腹から生まれた。それなのに、その女性たちを無能扱いするのはどうか。自分は、神秘性を持つ女性の力に大いに期待を持っている。

これは結構前の話なのですが、私にある年下男性が強く説いた言葉です。

へ?って思いました。慈悲ってなんじゃ?。。とも思いました。

この時、彼は上記のセリフと共に、男は女性には敵わない、と連呼するので、なんだか嫌になりました。酒がまずくなる主張だな、と聞いていました。

女性を礼賛する男性の言葉をなぜ「酒がまずくなる」と感じたかというと、まずは彼自身実地を伴っていなかったからです。彼はそう言いながら、かねてより自分の仕事上のパートナーは常に同僚男性を選んでいるのを知っていたからです。

つまり、私にとってはその主張にはあまり信憑性や真実味が見られなかったのです。

所詮、男は女性には敵わない

後日、これは彼の常套句なのだ、と他からも聞きました。

この言葉をじっと見つめられながら言われる女の子たち。彼の非差別主義アピールにコロッとやられ彼を尊敬するも仕事では対等を許されないのですこれほどの嘘つきと女子への侮辱はないなと思ったものです。

● 被害者意識が過剰であること

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団体行動上では、人との能力差を問われることは常だと思います。競争をしているわけではないけれど、仕事が早い、正確的確にできる人が現れれば、そうでない不器用な人は自然的に僅かな劣等感や挫折を感じるでしょう。

女性は、じっと腰を落ち着かせじっくり取り組むことに長けていると言われます。堪え性があり、コツコツ積めば成功できる、男性よりこの気質を生かした環境を与えられることが多い、と感じます。

しかしプロジェクト遂行の際、人は男女問わず器用にこなす人やすでに経験があり難なくやりこなす人を過大評価する性質があります。

これはプロセスではなく達成し得た能力が利益を生む社会では当たり前です。ですから、能力高く利益を簡単に生む人は選ばれるべき存在です。

この時、選にもれることを重く捉えるのは女性の方が多いのです。なぜなら、コツコツ研鑽を積むことで、大きな努力や犠牲を課した実感がある人ほど、努力は必ず認められる、と強く信じてしまうからです。

しかし、現実はそうではない、器用に条件反射的に仕事スキルを吸収し、応用、実戦に優れている人が栄光を丸呑みするのです。かたや、そのほかの人々はその事実に抗えず、一旦挫けると元に戻るのに時間がかかります。

結果、この挫折や認められない憤りの理由に、生まれた環境と性差別を取り出す人は少なくありません。怒りや絶望の持続が長く、体をも壊す例が多い。他の適所を探すことを怖がり、劣等感に毎日を食い潰されることとなります。

●いつも女性の意見は潰されるのよね、という女性たち

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ついぞ、ちょくちょく聞かれるこの言葉。国会中継や討論番組を観ていると女性議員が声高に口にしたりします。議題に対して良案を出しても大多数の男性議員から異議が出る、とか。

同じ女の私でも、現にその提案は。。。と思うこともあります。なのに、性差別をイデオロギーのフィルターに乗せて語る人がいて、あれ?と思います。

社会主義国やそこに住む人々は共同、男女差なく平等な生活を送っている、と唱える人がいます。そう挙げられる国でちょろっと仕事をした私の経験では、驚くほど古代的レベルの男女差別はところかしこで見られました。

それは、先進国と呼ばれる各国でフェミニズム団体が自分たちの権利を訴える内容より遥かにキツく重い現実に感じられます。必ずしもイデオロギーの問題でもなさそうです。

上記の項でも述べたように、しっかり地に足がついた提案や主張は非常に印象深く、能力に長け人々に響きます。しかし、感情や視野の狭いアイデアは、つまらない。ここには男女差は生じません。

感情的な意見を冷静に却下され、またもや感情的に訴えているならば、逆にフェアではありません。ましてやこれが常に女性の行いだとレッテル貼りされているのなら、なんとも恥ずかしいことです。

● 多いに学ぶ心身と精神は不平等を戦う糧

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大学卒業後、数回不況によって仕事を追われる経験をしました。卒業後まもなくバブルが崩壊したこともタイムリーな不運でした。

恩師方に将来の不安について相談をしました。一人の先生がこうおっしゃいました。

「僕も何度もこういう時期をくぐってきたけれど、なんといっても、続けることが一番強いんだよね。諦めちゃう人が多いけれど、きつい時期が過ぎると自分が残ってる。だから続けることが一番だと思うよ。」

それからは、余計なことは考えずとにかく籠って練習を重ねました。収入はバイトで賄いつつ。そんな日々を重ね再び演奏依頼を得た時、自分にできることが増えていることに気がつきました。

それまで年長の先輩方や男性の多い現場で何もできず卑屈な自分が、やるべきことを周りの目を気にせず淡々とこなし、気持ちよく家に帰る満足を得ました。

● 女性の生き方を邪魔するのは誰?〜まとめ

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常に健全でありたい場合、健全な精神と考える十分なパワーが必要です。視野を広め、常にアンテナを張り巡らし、多くの人と語り合う、そのような満たされた生活の中で、女性だけが凄惨な差別を受けるなら私たちは全力で戦うべきです

日本のような、誰でも好きにものが言える国で、黙って心を閉ざすのはいいことではありません。

そのためにも知らないことは尋ねること、自発的に学ぶこと、自分より優れている人に教えを乞う勇気を持つことで、少なくとも日常的ジェンダー差別問題には大方決着がつくのではないだろうか、と感じます。

女性の生き方を邪魔するのは誰か。

それは案外、自分自身なのではないか、と私は感じます。

明日もまたがんばりましょう!




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