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今日の科学 5月22日

今日は国際生物多様性の日。
1992年5月22日に、生物多様性条約 が採択されたことを記念して、制定されました。
地球上には数え切れないほどたくさんの生物がいて、直接的、間接的に支え合って生きています。しかし、人間の活動によって生物が絶滅するスピードが加速し、そのバランスが崩れています。

地球は約46億年前に誕生したといわれています。この地球上に、いつ生命が誕生したのかは、まだよくわかっていませんが、38億年前には生命が存在していたと考えられています。地球上ではたくさんの生物の誕生、絶滅が繰り返されました。

長い地球の歴史の中では、全球凍結、巨大隕石衝突などによって、その当時にいた生物の多くが絶滅したこともありましたが、生き残った生物が今日までそのバトンをつなぎ、現在、たくさんの生物種が暮らしています。

しかし、様々な技術が開発され、人の活動が活発になるにつれて、生物種が絶滅するSpeeeとが加速しているといいます。1万年前には1年間に0.01種ほどだった絶滅のスピードは、100年ほど前は1年間に1種となり、現在では1日で100種ほどになっているといわれています。

生物はお互いに影響を与えあい、支え合いながら生きている側面があります。生物の多様性が失われることで、地球環境にも影響を及ぼします。結果的に私たちの生活に影響を与えていることもあるでしょう。

ふだんの生活の中では生物多様性の大切さを実感することはあまりないと思います。だからこそ、私たちの暮らしと生物、自然との関わりについて考えてみるのはいかがでしょうか。


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