今日の科学　8月15日　ポツダム宣言受諾を国民に知らせた日

1945年8月15日は、玉音放送で日本の無条件降伏を国民に知らせた日。
日本は太平洋戦争を終結させるために、無条件降伏を求めるポツダム宣言を受諾し、ラジオ放送によってそれを国民に知らせました。日本ではこの日が終戦記念日とされています。

日本は1937年7月7日から日中戦争に突入し、この年の9月には第二次世界大戦へと拡大。さらに、1941年12月からは太平洋戦争も始まりました。太平洋戦争が始まる3か月前には総力戦研究所の模擬内閣が、日米開戦を想定した机上演習を実施し、日本必敗の結論を導き出しました。

しかし、この結果を受けても、太平洋戦争が開戦してしまいました。日本が戦争を回避するタイミングは何度かあったといいます。しかし、戦争は一度始まってしまうと、なかなか止めることができません。日本はあまりに多くの代償を払い、戦争終結を向かえました。ちなみに、世界の他の国々では、太平洋戦争の終結は、アメリカの船艦水リー号上で日本が降伏文書に署名した9月2日とされています。

第二次世界大戦が終わっても、世界で戦争が途絶えたことはありません。世界中から戦争をなくし、日本が再び戦争を起こさないようにするためにどうすればいいか。たくさんの人たちと一緒に考える必要があります。